イタリアで現地時間の6月1日、AppleとGoogleが共同開発したアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)がベースの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触者追跡アプリがリリースされました。
4つの地域で先行的に展開
イタリアのCOVID-19濃厚接触者追跡アプリ「Immuni」は、まずは4つの地域での先行的に展開され、その後イタリア全土での運用が開始される見込みです。
イタリアでは、5月始めから移動と商業活動の規制が徐々に緩和されていますが、ソーシャル・ディスタンシングのルールを守らなければCOVID-19の感染が再び拡がるのではないかと危惧する見方もあります。
「Immuni」は、AppleとGoogleが共同開発したAPIを使用しており、アプリがインストールされたデバイス同士がBluetooth越しにコードを交換し、感染者の近くにいたと判断された場合、警告が発せられるようになっています。警告を受けたユーザーには、自己隔離を行い、検査を受けるよう指示が与えられるため、接触伝染を抑止する効果があると期待されています。
実際にアプリをダウンロードすると答えたのはわずか44%
COVID~19の接触者追跡アプリは、個人情報を取り扱わず、位置情報の取得も行いませんが、ユーザープライバシーの侵害を懸念する声が上がっており、アンケート調査の結果、「アプリをおそらくダウンロードする」と回答した人は全体の44%にとどまりました。また、「絶対にアプリをダウンロードしない」と答えた人は全体の24%を占めるに至ったと伝えられています。
Immuniは、6月8日からイタリアのリグリア、アブルッツォ、マルケ、プーリア地方で本格的に運用が開始されます。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:Reuters
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-292599/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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