Sansan株式会社が提供する名刺アプリ「Eight」は、250万人以上が利用するビジネスにおけるコミュニケーションツールだ。
多くのビジネスパーソンが利用する理由は、正確な名刺のデータ化・管理をはじめ、ユーザー間の情報発信やコミュニケーションが可能となる「フィード」「メッセージ」、詳細な情報を記載できる「プロフィール」などその多機能性にあるだろう。
そしてこのたび、AIが名刺を自動整理し判別した「スキル」にタグをつける新機能「スキルタグ」をリリース。これにより、人脈の活用を後押ししたり、自身のスキルを明示したりと名刺管理を起点としたビジネスチャンスが広がることが期待できるという。
「スキルタグ」の効果はいろいろ
同機能は、Eightに登録されているプロフィール情報をもとにAIが自動で「スキル」を判別し「タグ」をつけるというもの。スキルダグは「法人営業」「Webデザイナー」「ITエンジニア」「人事採用」など幅広いスキルに対応している。
これまでユーザーがおこなってきた「ラベル」機能を使った手動での名刺整理を省けるのが魅力だ。なお、「マイタグ」機能により、AIが付与したタグ以外にも自分でスキルダグを追加することができる。
また、従来の社名や氏名、電話番号などのデータを軸にした検索機能にスキルダグを軸とした検索が加わり、特定のスキルを持った人物を検索しやすくなったのもポイント。人脈を活用したいとき、スムーズに最適な人物にたどり着けるだろう。
さらに、スキルタグは現職のみならず過去のプロフィール名刺などからAIが総合的に判断し付与されるため、その人物のこれまで培ってきたスキルを網羅的に把握できるというメリットもある。相手を知ることでより円滑なコミュニケーションを取れる可能性は高い。
そして、自分自身にもスキルタグが付与されるため、自分の得意とするところを明示でき、ビジネスチャンスの獲得にもつながるとのこと。
名刺交換のデジタル化は今後……
同社のEight事業部 事業部長である塩見賢治氏は、withコロナ時代における新しいビジネスのあり方にはデジタル化が必要であるとし、そのひとつである名刺交換のデジタル化を担う立場から「(名刺交換は)オンラインになることで、ビジネスのつながりが活用しやすくなり、生産性の向上や事業の活性化の一助になる」との考えを示した。
ちなみに同社は、2020年5月にEightプロフィールからQRコードを生成し、オンライン会議上でのスムーズな名刺交換を実現する新機能を追加している。
このたびの新機能「スキルタグ」も含め、同社の最近の新機能は「新しい生活様式」のなかの「オンライン会議やオンライン名刺交換」を加速させそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/127470
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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