新型コロナウイルスは日本ではひとまず感染拡大に歯止めがかかっているが、リスクは依然としてある。そこで、通勤や通学に「密」な電車やバスなどを避けようと、自転車にいま熱視線が注がれている。
自転車を利用する際にはもちろん安全を確保したい。特にヘルメット着用は大事だが、普通のヘルメットを“スマート”にするツールがクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。リモコンで操作できる方向指示LEDライトだ。
ハンドルバーのリモコンで操作
フランスのスタートアップが開発した「BLINXI」はほとんどのヘルメットに対応し、簡単に装着できるLEDライト。ストリップ状で、両端のいずれかを点滅させて左折や右折を周囲に知らせることができる。
操作は、付属のリモコンで行う。ゴム製のストラップでハンドルバーに設置し、必要に応じてボタンを押すと、無線でライトを操作できる。ジェスチャーによる方向指示と異なり、手をハンドルから離す必要がないので安定した走行になる。
点滅時に音を出すことも
また、BLINXIの両端は方向指示ライトだが、中央部分にもライトがあり、常灯・点滅させることができる。これは、夕暮れ時から夜間にかけて事故が発生しやすい時間帯に、周囲に自分の存在を知らせて注意を促すのに役立つ。
そして何気に気が利いているのが、左折・右折のライトを点滅させるときに音が出るように設定できる機能。音を出すことで、ライト消し忘れを防ぐことができる。
ライトの内蔵バッテリーはUSB経由で充電でき、フル充電で約10時間作動する。
BLINXIはあらゆるヘルメットで利用でき、自転車に限らず、スケートボードやキックスクーターの愛用者にもアピールするものだ。安全確保に役立つこのライト、現在Kickstarterでの出資額は50ユーロ(約6100円)〜となっている。出資期限は7月10日、目標額を達成した場合は今年11月に発送される見込み。
- Original:https://techable.jp/archives/127637
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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