2000年代前半に、MoDTとMini PCが話題となったAOpenですが、現在は産業用コンピューターを開発中であり、電気自動車(EV)関連市場に、企業としての活路を求めているようです。
Volta Charging向けに産業用コンピューターを供給
台湾DigiTimesの報道によれば現在、AOpenはEV充電ステーション向けに産業用コンピューターを供給しているようです。
AOpenの2020年5月の売上は対前年比マイナス35.03%の290万米ドル(約3億1,300万円)と、2000年代前半にMoDT市場を牽引したことを思い出すと、寂しさを感じずにはいられない状況です。
Mac miniの真似ではないMini PC
AOpenは2006年6月に、「Mini PC」と名付けた小型PCを発売しています。この製品は前年に発売されたMac miniに似た外観が話題になりました。同社は当時、「Mac miniが発表される前から開発に着手していた」とコメントしていました。
Mini PCの中身は、チップセットに「Intel945GM/ICH7-MDH」を搭載した、MoDTそのものといえるPCでした。
MoDTとは?AOpenや高速電脳が一世を風靡
MoDTとはMobile on Desk Topの略で、発熱が大きく電力消費の大きいPentium 4の代替えとして、モバイル用のIntel Core 2 Duo (Merom)やIntel Core Duo / Solo(Yonah)プロセッサを、Socket 479Mマザーボードと組み合わせ、低消費電力とパフォーマンスをバランスさせようとしたものです。
AOpenはMini PCを発売する前から、「AOpen i855GMEm-LFS」や、「AOpen i915GMm-HFS」マザーボードの販売を通じて、この市場を牽引していました。当時は、MoDT用のCPUクーラーや静音化パーツが秋葉原の「高速電脳」で販売されるなど、自作ユーザー間で、マニアックな盛り上りを見せていました。
Source:DigiTimes
Photo:AOpen, HARDWARE ZONE.COM, PCどすこい
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-295169/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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