電動アシスト自転車だと行動範囲が広がり、これまで公共交通機関で行っていたところも自転車で行ってみようか、という気になる。ただ、気をつけなければならないのは自分の体力とバッテリーの持ちの兼ね合いだ。
往路にアシストをフルに使って、復路はバッテリー切れで重いペダルをこぐハメに…なんて事態は避けたい。そこで米国のスタートアップが開発したのが、ギアやアシストレベルを調整して状況に応じた走りができる折りたたみ自転車「HIMO Z20」だ。
シマノ社のギアシステム
HIMO Z20では、急な登り坂は軽いギアでアシストレベルをマックスに、下り坂はアシストをオフに、平坦な道はアシストを少なく中程度のギアにするなど、道路の状況やライダーの体力に応じて細かく調整できる。
ギアは6段階で、ハンドルの右側のレバーで簡単に設定を変えられる。このシステムはシマノ社のものを採用している。
最長80キロ走行できる
また、ハンドルにはバッテリー残量などを示すモニターも付いているが、そこでアシストレベルを最小限にするエコモードからアシスト全開の「ハイモード」と3つのモードが用意されている。
モニターにはスピードや走行距離も表示される。そしてバッテリー残量が一目でわかるので、走行計画と体力を考慮しながらパワーを配分できる。
後輪に取り付けられたハブモーターは250W出力。バッテリーは10Ahで、フル充電で最長80キロの走行が可能とのこと。
加えて、HIMO Z20には他の自転車には見られない機能を搭載している。なんと、シートポストを取り外してタイヤの空気入れとして使うことができ、万一ライド中にタイヤの空気が抜けてもその場で対応できる。
折りたたみも可能なので、車のトランクに積んで郊外で使用したり、通勤に使った後にオフィスに置いたりするのもありだ。
HIMO Z20は現在クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達中。すでに目標額は達成し、今なら出資額は699ドル(約7万5000円)〜となっている。7月16日まで出資を受け付けたのち、8月に発送が始まる見込みだ。
- Original:https://techable.jp/archives/128628
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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