5月25日に全国で新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が解除され、東京都において6月2日より発動していた「東京アラート」も解除となるなど、人々の外出機会の増加が見込まれる。そうなれば、再感染拡大への対策は引き続き重要となるだろう。
政府が発表した「新しい生活様式」においても推奨されている「3密の回避」。しかし「Yahoo!ニュース みんなの意見」の調査結果では、緊急事態宣言解除後の生活において「3密」を避けて過ごせていない回答した人は約3割に及んだという。
そんななか、ヤフー株式会社は6月1日より提供を開始したスーパーや薬局などの店舗近辺の混雑状況が確認できる機能をアップデート。これにより、全国約2,000件の商業施設や行楽施設周辺の混雑状況も確認可能となった。
再感染拡大を防ぐために
6月1日に提供開始となった同機能は、株式会社unerryの「お買物混雑マップ」の情報をもとに、全国約28,000店(2020年5月31日時点)のスーパーや薬局などの店舗近辺の混雑状況を過去1週間の曜日・時間帯別に表示するというもの。
これは「新しい生活様式」のなかの「買い物は1人または少人数ですいた時間に」という行動をサポートするもので、「Yahoo! MAP」「Yahoo!ロコ」「Yahoo!地図」「Yahoo!検索」にて提供してきた。
そして、東京都では6月12日0時より同ウイルスを乗り越えるためのロードマップの「ステップ3」への移行を決定。6月19日にはライブハウスと接待を伴うバー・スナックなどの飲食店の休業要請も解除された。
この流れのなかで、人々の外出機会が増えることは想像に難くない。そこで同社は、混雑状況を確認できる機能のアップデートを実施。「Yahoo! MAP」にて6月19日より提供を開始した。なお、6月30日より「Yahoo!検索」でも提供開始予定とのこと。
当日の混雑状況も確認できる
このたびのアップデートにより、全国約2,000件(6月19日時点)のショッピングモールなどの大型商業施設や動物園・水族館などの行楽施設周辺の混雑状況も確認可能となった。
従来の曜日・時間帯別の混雑傾向を表示する棒グラフに、当日の1時間ごとの混雑情報を示す折れ線グラフが追加されたこともポイントだろう。
また一部の施設では、当日の混雑状況の変化が「人が増えてきています」「人の増減はそれほどありません」「人が減ってきています」という3パターンの文字でグラフ上部に表示されるとのこと。
混雑状況は、店舗・施設名を検索し、検索結果のリストから該当の店舗をタップして詳細情報から確認可能だ。
- Original:https://techable.jp/archives/128828
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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