10万円前後の格安マシンで ワンランク上の仕事を!! テレワークPC、 買いの“真”基準⑦

生体認証システムを利用してストレスなくセキュリティ性能を高めよう

テレワークPCは業務で使う重要データがたっぷり詰まっているので、第三者(家族も含む!)が勝手に使えないよう、しっかりロックしておく必要がある。その際に便利なのが、指紋認証や顔認証などの生体認証システム。パスコードのようにいちいち入力する手間がなく、のぞき見される心配もないので利便性と安全性を両立することができる。ただし、10万円前後のモデルではこれらの機能はかなりレア。セキュリティにはコストがかかるということだ。

 

指紋認証センサー

センサー部分に指をタッチすることでログインおよびロック解除ができるように。最近の製品は認識速度も早く、触ったと同時に認識が完了する。複数の指(人)を登録しておくこともできる。

指紋認証は指先ワンタッチでOKマスクをしていても使えるのが今どきうれしい

『HUAWEI MateBook D 15』はこのクラスでは希有な指紋認証センサー搭載。センサーは電源ボタンに組み込まれているため、1度のタッチで電源オンからログインまでを同時に行える。

 

顔認証カメラ

Windows 10の顔認証(Windows Hello)は、本体に内蔵されたカメラと赤外線センサーを併用するかたちで実施。指紋認証同様、コンマ数秒で認識される。タッチすら必要ないスピード感は快感だ。

顔認証はタッチすら不要の快速ログインが可能。ロックされているのを忘れてしまうほど

『mouse F5-i5』は別売のWindows Hello対応顔認証カメラ『CM02』(BTO価格:7980円)をBTOで追加することで顔認証を可能することが可能。なお、他社製PCでも利用できる。

テレワークにはこれも必須?

「Office」がプリインストールされていない場合は年間1万2984円で使える「Mic rosoft 365 Personal」がお得だ。

家族のいる空間でビデオ会議をする際はワイヤレスヘッドセットの導入をオススメしたい。

必須スペックを見極めてストレスのないテレワークを!!

テレワークを快適にこなすノートPCの見極めで最も重要なのは「長時間ストレスなく利用できるか」という点に尽きる。小さなディスプレイやキーボード、もたつき気味の動作スピードは短時間なら我慢できるが、始業から終業まで、フルタイム利用するのはかなりしんどい。多少割高になっても自分にフィットするものを選んでほしい。
近年はスマホやタブレットの普及もあって、PCを購入するユーザーが(特に若年層で)減っているようだが、やっぱりPCならではの大画面やキーボードはいろいろ便利だし、いまだにPCでなければ開けないファイルも多い。テレワークが当たり前になるアフターコロナの世界でもしっかり働けるよう、PCを自宅に常備するようにしよう。

——次回更新へ続く——


text : デジタルグッズライター 山下達也
最近は自宅にPCがないという人も増えていましたが、ここに来て潮目が大きく変わりつつあるようで、ここ数ヶ月、実際に多くの購入相談を受けました。なお今回の予算は10万円前後。ぜひ、“あのお金”を有効活用してください。


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