YouTube、TikTokを標的に〜15秒動画の実験を開始

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YouTubeは現地時間6月24日、ユーザーがモバイルアプリ(iOS、Androidともに)で撮影した数秒ずつの動画を組み合わせ、最大15秒の長さの短い動画を作成、投稿できるようにするテストを開始すると発表しました。
 
15秒というのはTikTokの基本の長さであり、YouTubeの今回の試みはまさにTikTokをターゲットとしたものと考えられています。

「TikTokそっくり」

YouTubeの説明によると、テスト対象となったユーザーには、モバイルアプリで動画をアップロードする際に「動画を作成する」というオプションが表示されます。
 
撮影を開始するときは撮影ボタンをタップまたはホールドし、停止するときは撮影ボタンをタップまたはリリースします。この作業を、撮影合計時間が15秒になるまで繰り返します。するとバラバラに撮影した短いクリップが1本の動画にまとめられ、アップロードされます。
 
米メディアTechCrunchは撮影方法も含め「TikTokそっくり」と指摘しています。
 
またYouTubeは、15秒以上の動画についてはYouTubeのモバイルアプリでは直接撮影できないため、別途撮影・写真ギャラリーに保存したものをアップロードするよう指示しています。

InstagramもTikTokそっくりの「Reels」を展開中

モバイルアプリによるクリップ撮影、15秒動画作成テストについてはほかには詳しい説明がないため、TikTokでは利用可能な音楽やフィルター、エフェクト、速度の変更といった加工が今後可能になるのかどうかは不明です。
 
しかしYouTubeが、若者の間で人気のあるTikTokと同じフォーマットを試そうとしている事実には、注目すべきでしょう。
 
TikTokそっくりの15秒の短尺動画機能といえば、Facebook傘下のInstagramも同様の新機能「Reels」の提供を昨年11月にブラジルで開始、今年6月にはフランス、ドイツへも拡大したことがわかっています。

 
 
Source:YouTube via TechCrunch,Engadget
(lunatic)


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