マクセルが10件の特許侵害でAppleを訴えた裁判で、新型コロナウイルス対策としてソーシャルディスタンスを保つために、特例的な措置がとられました。
郵送したパソコンでのソースコード確認を認める
マクセルは2019年3月、10件の特許侵害をめぐりAppleを相手取った訴訟を起こしています。
プログラムによる特許侵害の有無を確認する場合、通常なら、審査官がAppleのオフィスを訪問し、ソースコードなどの資料を調査して特許侵害の有無を検討します。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、裁判所は特例として、Appleが審査官に送ったノートパソコンで確認を受けることを認めました。
連邦地方裁判所のロバート・シュローダー判事は、機密保持のため、Appleから提供を受けたノートパソコンは鍵のかかった金庫か審査官の自宅に保管することに加え、使用時に部屋の窓から覗かれないように注意を求めています。
iPhoneの中心的機能の多くが訴訟対象に
マクセルがAppleに侵害されたと主張する特許には、ワイヤレス通信、着信音、消費電力管理、AirDrop、歩行時のナビゲーション、デバイスのロック解除、「探す」機能、FaceTime通話など、iPhoneの主要機能に関するものが含まれています。
訴状では、2018年までに発売されたiPhone、iPad、Macなどが訴えの対象となっています。
Source:Law 360 via AppleInsider
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-298664/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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