台湾に本社を置き、着信番号識別・迷惑電話対策アプリ「Whoscall(フーズコール)」を手がけるGogolook(ゴーゴールック)が、福岡市の実証実験プロジェクト「Beyond Coronavirus」に採択された。
台湾を代表するアプリのひとつ「Whoscall」とは
「Whoscall」を使えば、迷惑電話として識別された着信に対し、同アプリ内のブロックボタンを押すだけで着信拒否を行える。同じ電話番号からの着信を二度と受け付けないような設定も可能だ。さらに、膨大なデータベースとAI技術により、詐欺の可能性が高い不審な番号を検出することもできる。
同アプリは現在、全世界で8,000万以上のダウンロード数を誇り、2015年から5年連続でApp Storeのベストアプリに選ばれている。加えて、台湾では2人に1人がダウンロードする実績を持ち、同国の総統である蔡英文氏も自身のSNSで紹介したことから、国を代表するアプリとして認知されているようだ。
迷惑電話の防止効果などを検証
Gogolookがパートナー企業のひとつとして選出された「Beyond Coronavirus」は、新型コロナウイルスの流行によって生じた課題の解決を主目的とするプロジェクトだ。先日公開したTechableの関連記事では、株式会社TRUSTDOCKを取り上げている。
Gogolookによる実証実験の内容は、アプリ「Whoscall」を福岡市内のモニターに使ってもらい、迷惑電話の防止効果を測定・検証するというもの。新型コロナウイルス関連の詐欺も防げるサービスとして、実験結果への注目度は高い。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/130564
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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