株式会社ChillStackは、不正ユーザー自動検知AIシステム「Stena(ステナ)」のv2.0をリリースした。オンラインゲームなどの不正ユーザーを検知し、導入企業に大きなメリットをもたらすシステムとなっている。
誤検知率0.0001%未満を達成
「Stena」を使えば、オンラインゲームにおける「チート」や「BOT」といった不正ユーザーの自動検知が可能になる。
ユーザーの行動ログをゲームサーバーから受け取り、時系列でステータス変化などを分析することで、不審な動きを見つける仕組み。世界最先端の異常検知技術を用いており、これまで検知が難しかったとされるケースにも対応する。
昨年7月に正式版がリリースされてから、導入企業での誤検知率は0.0001%未満を達成。抜群の精度もセールスポイントのひとつといえるだろう。今回のv2.0では、前述の高精度な不正検知AI技術を、ブラウザ上で簡単に利用できる。
導入企業におけるメリットは大きい
オンラインゲームにおいて不正を働くユーザーが増えると、ゲーム全体の品質が落ち、他のユーザーがゲームを離脱する原因になってしまう。また、不正に作成・強化したアイテムなどの販売で現金を稼ぐ行為が横行すると、ゲームを提供する側は課金機会を失うことになる。
不正ユーザーの発見には高度な専門的知識と高い人材コストが必要とされていたが、「Stena」を導入することにより、低コストで効率的に対策を行える。導入後1カ月で不正ユーザー処置数を月40件から8,000件に増やした事例もあり、導入のメリットは大きいといえそうだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/130633
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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