d.a.t.株式会社(以下、d.a.t.)は、AIによるコンテンツ著作権侵害抑止サービス「RighTect(ライテクト)」をリリースした。
コンテンツの盗用を高精度で検知
「RighTect」では、無断でアップロード・転載された不正コンテンツをAIが自動検知することに加え、その後の削除申請もサポート。著作権侵害の抑止によってコンテンツホルダーの権利を守り、健全なインターネットコンテンツの流通に貢献する。
同サービスでは、写真や動画、記事テキストなどのコンテンツデータをWeb上から自動収集する。その後、d.a.t.が独自に開発した識別AIを用いてオリジナルデータとマッチングさせ、不正コンテンツを高精度で発見する仕組み。左右反転やトリミング、あるいはコラージュ加工などを行った画像に関しても同一性の判定が可能で、類似画像の検出とは根本的に異なる技術だ。
d.a.t.が事前に実施したPoC(Proof of Concept)においては、オリジナルの写真や画像に対し、それらの加工画像を用いて同一性を判定させた。その結果、95%以上の精度で一致を検出したという。
増え続ける著作権侵害に対するソリューション
最近は、コンテンツがインターネット上に複製されるなど、著作権侵害とみられるケースが増加傾向にある。不正コンテンツへの対応は、コンテンツホルダーにとって優先度の高い課題といえるだろう。
しかし、不正コンテンツを発見してひとつずつ削除申請を行うには、膨大な時間と手間が必要だ。また、一時的に権利侵害に対応しても、次から次へと新たな不正コンテンツが生まれ、継続的な対応を行うのは現実的ではない。
そういった課題を解決すべく、今回の「RighTect」が開発された。d.a.t.は同サービスを通じて、著作権侵害への対策を強力にサポートしていく。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/130710
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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