【特集】夏の最新ヒット傑作モノ
今や多彩な家電製品がスマホやスマートスピーカーで操作できる。IoT家電は、これまで家事などに掛けていた時間的ロスを、大幅に解消する。そんなIoT家電の最前線を見てきた。
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■What’s IoT?
IoTとはInternet of Things(モノのインタ ーネット)の略。多彩なモノがインターネットに接続されていくこと。これにより機器が相互に制御し、ユーザーの手間をは ぶくことが可能になる。また購入後にも機器がアップデートされていく。
■自宅をIoT化すれば、無駄にしていた時間を有効活用できる
IoTのトレンドがいよいよ本格化してきた。これまでは「それをインターネットに接続すると、どう便利なの?」と想像しづらかったオーブンレンジや洗濯機なども、最新モデルでは、IoTに対応する動きが加速。さらに、対応することによるベネフィットが明確になってきた。そこで今回は、多くのIoT製品を設置したモデルルームへ行き、その利便性を体験してきた。
今回訪ねたアキュラホーム東京中央では、リンクジャパンの製品を中心に設置。なかでもスマートリモコン「eRemote5」があれば、テレビやレコ ーダーなどのAV機器、シーリングライトや扇風機など、長年愛用してきた、赤外線リモコンで操作する家電製品も、たやすくIoT化できる。さらに、同社アプリ「HomeLink」であれば、カーテンや防犯カメラ、 給湯器も、ワンタッチで操作できるのだ。
これから暑い季節を迎えるが、例えば自宅の近所の駅に降り立ったら、自動でエアコンを起動させて、帰宅前に部屋を冷やしておくこともできる。帰宅時間に合わせて、お湯はりしておけば、汗だくで帰宅しても湯船に直行できる。人感センサー搭載の「環境センサー」や「開閉センサー」を玄関に設置しておくのも良いだろう。玄関ドアの開閉をトリガーとし、玄関やリビングの複数照明を点灯させるのも容易だ。
もちろんロボット掃除機や洗濯機、調理家電のIoT化も進んでいる。室内を移動しなくても、スマホアプリの操作で多彩な家電製品を操作できれば、これまで無駄にロスしてきた時間を、仕事や趣味などに活用できる。
今後もテレワークなど、自宅で過ごす時間が長くなるだろう。家電製品の買い換え時にはIoT家電を選びつつ、使用中の製品のIoT化も進めたい。
■最新家電も既存家電も一括操作できるリンクジャパン製品
いまだ通信デバイスが機器に組み込まれていない家電製品が多い。またIoT製品でもスマホから操作するには、メーカーごと、もしくは製品ごとにアプリが必要になるのが現状だ。リンクジャパンは、主に赤外線スマートリモコンを核とし、メーカーを横断して操作できる仕組みを模索している。
▼朝になったら開き、夜には閉まるカーテン
「eCurtain」(実勢価格:4万9800円〜 ※長さによる)
スマホやスマートスピーカーでカーテンを開閉できる、Wi-Fi対応の電動カーテンレール。アプリのタイマー機能で、曜日や時刻を設定すれば朝の起床時や日没時に合わせて自動で開閉できる。また同社のeRemoteシリーズと連携させれば、照明器具などとの連動も可能だ。
▼不意の侵入者を確実に通報!
「開閉センサー (センサーセット)」(実勢価格:2万5000円前後)
eHubや環境センサーとセットで販売される、ドアや窓の開閉を感知するセンサー。アプリで開閉状況を把握でき、不審な開閉を検知すると登録アプリに通知する。同社の eRemoteシリーズと連携させて、玄関ドアに設置すれば、帰宅と同時に照明などをONするよう連動できる。
▼ペットの様子を外からでも確認できる
「eCamera2」(実勢価格:1万5000円前後)
外出時でも室内の状況を把握できる無線LAN対応の防犯カメラ。アプリ操作でカメラの向きを上下左右に動かせる。音声検出や胴体検知機能、ナイトビジョン機能や双方向通話機能を搭載し、ペットの見守りなどにも使える。動画解像度はフルHD。径64 ×95.8mm
▼部屋の空気や明るさを感知して空清やエアコンを動かす
「eAir」(実勢価格:1万9800円前後)
CO2(二酸化炭素)濃度、温度や湿度をリアルタイムに計測し表示。無線LAN経由で、機器を操作できる。CO2濃度に応じて本体のLEDが4色で表示する。あらかじめ設定した数値を超えると、レンジフードや空気清浄機などが起動するよう設定できる。W98×D110×H48、250g
▼テレビもエアコンも家中の家電をコントロール
「eRemote5」(実勢価格:7500円前後)
温湿度センサー搭載のWi-Fiスマートリモコン。赤外線リモコンで動作する照明やテレビなどを、アプリで一括操作できる。スマートスピーカーと連携させて接続家電を音声操作可能にするほか、GPSや温湿度、時間などの条件に応じて、自動で動作するよう設定できる。
▼お風呂の湯入れもアプリのワンタップで完了
「給湯器」
アプリ「HomeLink」は、リンナイやノーリツの無線LAN対応の給湯器と連携可能だ。真夏や真冬など帰宅後すぐにお風呂に入りたい時などに、アプリのワンタッチ操作で、帰宅しながらでもお湯はりできる。同社以外の製品も一括で操作できて便利。
▼家電を声で操れるスマートスピーカー
Amazon.co.jp
「Echo Dot」(6900円)
スマートリモコン「eRemote5」は、Amazon App-to-Appに対応し、スマートスピーカー・Echoシリーズとワンタッチで連携可能。Google Homeシリーズとも一度の連携で複数機器を追加可能。「◯◯エアコンをつけて」などと声を掛けるだけで家電の操作が行える。
▼人感センサー搭載のスマートスイッチ
「環境センサー」(実勢価格:2万5000円前後/セット価格)
eHubや開閉センサーとセットで販売される、スマートスイッチ。温度/湿度/照度/人感センサーを内蔵。「eRemote5」などと連携させて、室温30°Cを超えたらエアコンを付けるといった設定が可能。本体自体がスイッチ構造で、連携させた製品のON/OFF操作も行える。
※2020年7月6日発売「GoodsPress」8月合併号掲載記事をもとに構成しています
<文/河原塚英信 写真/下城英悟(Green House)>
取材協力:アキュラホーム 042-631-1251
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/309583/
- Source:&GP
- Author:&GP
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