学校では絶対教えてくれない子どものスマホデビュー、 早まってる?


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iPhoneが日本で発売したのは2008年7月。すでに10年以上の時が経ち、携帯電話といえばスマホのことを指すほど世の中に浸透していますよね。新機種も続々と誕生し、本誌の読者の皆さんはワクワクしながら進化ぶりをチェックしていることでしょう。
となれば、子どもだって早くスマホが欲しくなります。ガラケーと呼ばれる携帯電話が一般的だった頃は、キッズケータイを持ったのちにガラケー、そして高校生でスマホを持つ人が多かったのですが、今はガラケーを持つことはほとんどありません。となると、今のスマホデビューは何歳ごろなのでしょうか。

初めてスマートフォンを所有した子どもの学年

MMD研究所が2020年1月24日に発表した「今年初めてスマートフォンを持つ子どもの親に関する意識調査」によると、もっとも多かった回答は中学3年生で16.3%、次いで小学6年生で12.1%、中学1年生が11.3%となっています。この3学年が特に高いのは、中学入学、または高校入学を機にスマホを持たせるご家庭が多いと言えます。
この調査を学校別にまとめると、小学生が40.1%、次いで中学生が35.4%、高校生が18.6%となります。MMD研究所によると、「初めてスマートフォンを購入する時期が低年齢化している」とのこと。確かに、小学1年生が7.2%と高めの数字になっていることは特徴的です。
進学すると生活習慣が変わり、行動範囲が広がります。そこで、親もスマホを持たせることを検討します。小学1年生では早いと思いながら持たせた親御さんもいるかもしれませんね。
「子どもにスマートフォンを持たせても良いと思った理由」にも、その様子が現れています。もっとも多い理由は、「子どもがスマートフォンを持ちたいと言い出したから」が23.8%、次いで「周りの子どもがスマートフォンを持つようになったから」が22.6%と子どもからの要望で進んでいった印象ですが、3位の「子どもが学校に入学する(入学した)から」(18.8%)、4位の「子どもが塾や習い事に通い始めるから、または通い始めたから」が17.3%と、親が持たせることを考えた様子がうかがえます。

子どもにスマートフォンを持たせようと思った理由

スマホを持たせることは不安な一方、対策なし

スマホ利用の親子間ルール(学年別)

調査によると、子どもにスマホを持たせることに55.0%の親が心配していると答えています。私が聞く保護者の悩みも、スマホを長時間使うのではないか、課金トラブルを起こさないか、知らない人と出会って事件に巻き込まれないかなどが多いです。実際、国民生活センターのウェブサイトにはスマホで子どもがゲームに数十万課金してしまったなどのトラブルが多数紹介されています。また、SNSで悪い大人と出会ってしまった子どもが被害に合う事件も起きています。

こうした事態を防ぐには、対策が必要です。スマホを持たせる前に、親子でスマホルールを作りましょう。スマホを使う時間、場所、食事中は使用しないなどの運用に関するルール、SNSの情報発信に関するルール、課金についてのルールなどを話し合い、もし破ってしまった場合は話し合って、一定期間スマホを預かるなどの対応をしてもいいでしょう。

どんなルールにしたらいいか迷ってしまう人も多いかと思います。NTTドコモのモバイル研究所による調査で、小中学生の保護者がどんな約束をしているのか掲載されています。お子さんの年齢に合わせて参考にしてみてください。

また、ルールを守るために、iPhoneならスクリーンタイム、AndroidならGoogleファミリーリンクを使って時間制限をかけておくようにしましょう。

スクリーンタイム(iPhone)
Googleファミリーリンク
(子どもがAndroidの場合)

text : 鈴木朋子
スマホ安全アドバイザー、ITライター。SNSやスマホなど、身近なITに関する記事を執筆。著書「親が知らない子どものスマホ」(日経BP社)、「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」(技術評論社)。


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