ウエストポーチやサコッシュなどのミニバッグが流行っていますが、中でもここ数年、大人の男性に安定した人気を誇るのが“スリングバッグ”です。
ある日、メガネを新調しに出掛けた時、時間が空いたので公園で本でも読みながらのんびり過ごそうと考えました。そもそもスマホと財布さえあればどうにでもなるスケジュールなんですが、雨が降った時のために折り畳み傘、汗をかいた時にケアするためのアイテムetc いろいろ想定すると荷物が多くなってしまい…。これはリュックじゃないとダメかなとなってしまったんです。
こんな時にちょうどいいバッグがないだろうかと思って、見つけたのがグレゴリーの「スケッチ8」（8800円）。実際に使ってみると、普段ならリュックが必要になる量の荷物がこのバッグひとつで十分だったんです。
■ 休日のお出掛けにちょうどいい収納力
スリングバッグとは、肩から斜めにかけるワンストラップのバッグのことを言います。両手を自由に使えて、肩からバッグを降ろさずに荷物の出し入れ出来るのが特徴。ポケットの少ない夏服では重宝します。
▲パッと見はミニリュックのようなデザインながらワンショルダーで軽装にぴったり。サイズ：W23×H37×D10cm。8L、320g
また、ウエストポーチやサコッシュに比べて高いフィット感と、縦型で大人っぽいデザインが多いのも人気の理由です。
▲背中側のポケットは財布や鍵などにちょうどいいサイズ
ウエストポーチやサコッシュはシンプルな作りの場合が多いのですが、このスリングバッグは見た目以上の収納力。整理がしやすいようにポケットも豊富で、まるでリュックのように使いやすい。
▲タブレットにぴったりなポケットの他に、モバイルバッテリーなどのガジェットにちょうどいい小ポケットとペンホルダーが2つ付いている
▲マチ幅があるメインポケットは、折り畳み傘やペットボトルがすっぽり
▲ストラップのフロント側にはiPhoneがちょうど入るポケットが！
■さすがグレゴリー、使いやすさ抜群！
▲前に回しても使いやすいダブルファスナー
フィット感の調整が片手で可能なので素早く本体を前に回せるのもこのバッグの魅力です。また、ダブルファスナーなので横の状態になっても荷物にアクセスしやく、バックル1つで着脱しやすいなどめんどくさがりにはうれしいポイントが山盛り。グレゴリーの素晴らしさを再確認しました。
▲着脱が簡単なバックルはスリングバッグではあまり見かけないデザイン
▲一番の萌えポイント。片手でフィット感の調整可能
また人間工学に基づいてデザインされているグレゴリーならではの背負い心地は健在。手で持った時よりも背負った時の方が軽く感じるから不思議です。
▲背面とストラップの速乾パッド付きメッシュライナー
さらに速乾パッド付きメッシュライナーをストラップと背中が当たる部分に使っているため、真夏には助かります。
▲左右両側にストラップを掛けるアタッチメントが付いている
それに、左右どちらの肩でも背負えるスイッチスリング構造なので、他のバッグとの併用もできそうです。
＊ ＊ ＊
街中で見かけるスリングバッグは、レザーを使ったトラディショナルな大人っぽいデザインが多いのですが、今はアウトドアブランドのスリングバッグがおしゃれ。どことなくキザになりがちなバッグだけに、大人の男性でもあえてアウトドアやストリートなテイストを取り入れてみるのもおすすめですよ。
>> グレゴリー
＜取材・文／宇田川雄一＞
宇田川雄一｜スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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