【特集】夏の最新ヒット傑作モノ
トースターは高機能モデルが人気。高機能なぶん価格も高くなっているが、日々の朝食をワンランクアップさせるには欠かせない存在だ。いまや定番ともいえる6モデルを紹介しよう。
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■パンだけでなく、料理にも使える
「BALMUDA The Toaster」の登場を皮切りに、高機能トースターは人気の家電になった。ただ、食パンを焼くためのものではなく、窯から出したできたてのパンを再現 するトースターが増えている。
たとえば「ヘルシオ グリエ AX–GR1」は、冷凍した食パンをできたての生食パンのように仕上げるモードを搭載している。いずれのメーカーも「水」を入れることで庫内を高温にしてパンを焼き上げており、このひと手間がおいしさの秘密だ。
食パンの水分を庫内にしっかり閉じ込めて焼き上げる「三菱 ブレッドオーブン」は、1枚焼きという珍しい仕様だが、耳まで柔らかく仕上がるのが特徴。また、フレンチトーストモードを搭載するなど、朝食以外のシーンでも使える。
グリルオーブンとしての性能も求めるのであれば、「アラジン グラファイト グリル&トースター」やシロカの「すばやき おまかせ」という選択肢もある。温度調整も可能なので、パンだけでなく料理作りにも活用できる。とにかくわかりやすい操作性を求める人には、パナソニックの「コンパクトオーブン」がぴったり。イラストが描かれた調理方法のキーを押すだけなので、普段調理家電を使わない人でも迷わず操作できる。
1. トーストの概念を変える高機能モデルの先駆者
バルミューダ
「BALMUDA The Toaster Chocolate × White」(実勢価格:2万5000円前後)
トーストだけでなく、フランスパンやデニッシュ系のパンなども焼きたてのようにふっくら温めてくれます。「クラシックモード」を使えば料理も作れるので、汎用性が高いのも強みです(家電ライター・今西さん)
スチームテクノロジーと温度制御により、窯から出したばかりの焼きたての味を再現。トーストモード、クロワッサンモードなど4つのモードを搭載。餅やグラタンなどの調理が可能なクラシックモードもある。
▲給水口に専用の5ccカップで毎回1杯の水を入れるのが、おいしく焼き上げる秘訣だ
▲「クロワッサンモード」を使えば、デニッシュ生地のパンも焼きたてのような仕上がりになる
▲小麦の風味が際立つ焼き上がりに。チーズトーストなどの具材を載せたトーストも得意
2. 水蒸気で加熱することで焼きたての食パンを再現
シャープ
「ヘルシオ グリエ AX-GR1」(実勢価格:2万7000円前後)
食パン専門店が増えた”今”だからこそのニーズに合ったトースターです。少人数の家庭では、食べきれない食パンは冷凍することが多いのですが、冷凍食パンも焼き目をつけずに温められるのがいいですね(今西さん)
トースト・弱・中・強の4段階の過熱水蒸気パワーから選択して加熱ができる。焼きたての食パンの食感や香りを蘇らせる「ふわふわ(弱)モード」を新搭載。お惣菜のあたためや冷凍食品の加熱、ノンフライ調理も可能。
▲約40mLの水タンクを搭載。この水で過熱水蒸気を作り、トーストや揚げ物をサクッと焼き上げる
▲庫内は2枚の食パンを同時に焼き上げられるサイズ。過熱水蒸気を使って水で焼くのが特徴
▲「ふわふわ(弱)モード」なら、冷凍の食パンもふわふわの生食パンのような仕上がりに
3. フレンチトーストも焼ける贅沢な1枚焼きモデル
三菱電機
「三菱ブレッドオーブン TO-ST1」(実勢価格:3万円前後)
1枚焼きという仕様が珍しく、パンに特化した潔さが特徴です。本体天面は木目調、 本体側面はレトロなブラウンというデザイン性の高さは、テーブルに出しっぱなしにしても違和感がありません(今西さん)
プレート加熱方式の1枚焼きトースター。調理選択ボタンでは、フレンチトーストのモードがあり、上下のプレートでふわふわに焼きあげられる。トーストは厚さや好みの焼き色を選択でき、足りないときは延長焼きも可能。
▲密封断熱構造で、食パン内の水分と香りを庫内から逃さず焼く。温度の自動調整機能も搭載する
▲冷凍トーストや野菜や卵を載せたトッピングトーストモードも搭載。さまざまなアレンジも楽しめる
▲パン全体を加熱プレートでじっくり焼き上げるので、耳までふわふわの食感を楽しめる
4. グリルオーブンとしての使いやすさも両立!
アラジン
「グラファイト グリル&トースター AGT-G13A」(実勢価格:2万2000円前後)
100〜280°Cの間で温度設定できるので、パンのリベイクにも役立ちます。付属のグリルパンを使えば、オーブン料理に活用できます(今西さん)
「遠赤グラファイト」搭載で、わずか0.2秒で発熱するトースター。180度回転できる焼き網で好みの焼き方が選べ、一度にトーストを最大 4枚焼くことができる。付属のグリルパンで多彩なオーブン調理が可能。
5. ト ースト1枚がわずか1分で焼ける
シロカ
「プレミアムオーブントースターすばやき おまかせ」(1万4080円)
「トースト」専用ボタンを押すだけで、温度設定不要でトーストが焼き上がります。扉を取り外して中まで掃除ができるので衛生面も安心!(今西さん)
トーストの第一人者である山田昌治教授監修の“すばやき製法”を取り入れたトースター。トーストボタン、冷凍ピザボタンなどがあり、焼き色も選べる。コンベクション機能で、オーブン料理もできる。
6. トースト以外の機能も充実したマルチな一台
パナソニック
「コンパクトオーブン オーブントースター NB-DT52」(実勢価格:2万円前後)
冷凍のパンやピザを焼くためのモードを新搭載。惣菜パンや焼き芋、フライの温めなども専用モードがあるので操作がとてもわかりやすい!(今西さん)
食パンの厚みに合わせて焼き上げる「トースト薄切り/厚切りコース」や、自動的に温度と時間を変えて温める7つの「オートキー」などを搭載。120〜260℃ま8段階の温度調節機能付きオーブン機能もある。
■トーストがグッとおいしくなるパングッズに注目!
トースターを買い換えずとも、トーストをおいしくするアイテムが大人気。手頃な価格で買えるので、まずはここから始めてみよう。
▼冷蔵庫から出したての硬いバターがスッと溶ける
アーネスト
「立つとろけるバターナイフ」(1100円)
バターを細かく筋状に削ぐことができ、そのままトーストの上に薄く塗り広げられる。細かい筋状にすることで摂取量が減り、カロリーを抑えられる。バター以外にも、チーズやチョコレートを削いで料理や製菓に利用可能。
▼パンと一緒に焼くだけでトーストが生まれ変わる
マーナ
「トーストスチーマー」(1188円)
水に浸してからパンと一緒に焼くと、庫内にスチームが出てパン内部の水分を保ちつつ、美味しく焼き上げられる。陶器製でミニ食パンの形をしている。トースター専用の商品なので、直火やグリル・オーブン・電子レンジには使用できない。
※2020年7月6日発売「GoodsPress」8月合併号掲載記事をもとに構成しています
<文/今西絢美、嘉陽桃 写真/篠田麦也>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/310211/
- Source:&GP
- Author:&GP
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