日本企業マクセルが、自社の特許5件をAppleに侵害された、として訴訟を起こしました。マクセルはすでに10件の特許侵害をめぐってAppleを訴えています。
裁判進行中の10件に加えて5件の特許侵害を主張
マクセルはすでに、10件の特許をAppleに侵害された、としてAppleを相手取って2019年3月に訴訟を起こしており、現在は新型コロナウイルス感染症に配慮しながら証拠調べなどの手続きが進行中です。
現地時間7月16日、マクセルはAppleが5件の特許を侵害している、としてテキサス州西部を管轄する裁判所に訴えを起こしました。
マクセルが訴えの対象としているのは、以下の5件の技術に関する特許です。
- iPhoneやMacの「写真」アプリで被写体の顔を認識して人物ごとのグループにまとめる技術(特許番号10,176,848)
- AppleがWi-Fiアシストとして提供している、不安定な通信方法を他の通信方法で代替する技術(特許番号7,203,517)
- 指紋を使ってデバイスのロックを安全に解除する技術(特許番号8,982,086)
- 写真撮影時のホワイトバランス調整技術(特許番号7,199,821)
- AppleがAirPlayとして提供している、Bluetoothを使った動画の無線送信技術(特許番号10,129,590)
Appleは特許の存在を知りながら侵害した?
訴状の中でマクセルは、Appleはマクセルの特許の存在を把握しながら侵害した、と主張しています。
マクセルは、iPhone7から16インチMacBook ProまでのApple製品が特許を侵害しているとして、損害賠償に加えて、該当製品の販売差し止めの仮処分と永久的な命令を求めています。
マクセルによる訴状は、こちらで全文を読むことができます。
Source:AppleInsider
Photo:Apple (1), (2), (3)
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-301832/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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