2020年6月の最新データ公開から数日後、市場調査会社のNPDはゲーム業界全体の傾向に関するレポートを発表した。2020年のゲーム業界が好調を続けていると聞いても驚く人はいないだろう。そして新型コロナウイルス(COVID-19)による外出禁止命令は、米国のゲーム利用にいっそう拍車をかけた。
レポートによると、米国の4人中3人が何らかのビデオゲームをプレイしている。これは2.44億人にあたり、2018年から3200万人増えた。プレイした人の39%はライトゲーマーで、プレイ時間は週に5時間以下、32%が中間層で5~15時間、そして20%が週に15時間以上プレイするヘビーゲーマーだった。回答したゲーマーの平均プレイ時間は週に14時間で、2018年の12時間から増えている。
新型コロナウイルスがゲームの利用を後押ししたことを、ここ数カ月のゲーム売上が示している。回答者の35%が、パンデミック制限以前より多くプレイしていると答えた。ただし、大半はすでに所有しているスマートフォン、タブレット、パソコンなどの非ゲーム専用機でプレイしているだけだ
新たなプラットフォームでゲームを始めたのは回答者の6%にすぎない。この比較的小さな数字は、過去数カ月間の厳しい経済状況をある程度反映しているのだろう。新しいゲーム機を買った人はごくわずかだ。Nintendo Switch(スイッチ)の場合、任天堂は深刻な供給問題に直面し、多くのオンラインストアで在庫がなくなる事態となった。ちなみにMicrosoft(マイクロソフト)とSony(ソニー)は、2020年中に新システムを発売する予定であり、これは現行システムが遠くない将来、旧式になることを意味している。
画像クレジット:Getty Images
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/07/21/2020-07-20-covid-19-has-driven-engagement-for-an-already-thriving-gaming-industry/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Brian Heater
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