視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社(以下、ニールセン)は、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のデータをもとに、今年5月における地図・旅行情報カテゴリーのメディア利用状況を発表した。
Google Mapsの強さは安定している
ニールセンが発表した利用者数ランキングでは、PCとモバイルの重複を除いた数値「トータルデジタル」を適用。その結果、月間利用者数が最も多かったのはGoogle Mapsで、利用者数は約4,717万人となっている。約1,189万人のNAVITIME、約1,099万人のApple Mapsがそれに続く。
延べ視聴率を表す「GRP」に着目した場合でも、Google Mapsが740%でトップの座をキープ。次いでYahoo Japan Mapsが350%、Mapionが248%を記録した。
幅広い年齢層のユーザーが頻繁に利用するYahoo Japan Maps
先のランキングで、Yahoo Japan Mapsが利用者数順位に対してGRPで順位を上げている要因は、サービスの平均利用回数にある。月間の平均利用回数50回は、他のサービスを大幅に上回る数字だ。
Yahoo Japan Mapsの平均利用回数を性年齢別に見た場合、回数が最も多いのは18~34歳の女性で、87回を記録。最も少ない35~49歳の男性でも28回となっており、幅広い年齢層のユーザーが頻繁に利用しているようだ。
位置情報や地図の検索内容に応じた広告表示ニーズなどもあり、注目度が高まり続ける地図サービス。勢力図は今後どのように変わっていくだろうか。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/132174
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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