夢中になってゲームをしていると、手に汗をかく。長時間になればなるほど手は湿りがちになり、中には元々汗かき体質の人もいるだろう。
そんなゲーマーは要チェックのゲーミングマウスを香港のスタートアップが開発した。ファンを内蔵し、マウスを操る手をクーリングする「Zephyr」だ。
送風の強さは調整可能
Zephyrはオープンストラクチャのデザインで、シェルの中にファンを搭載している。シェルは蜂の巣状に穴が開いているので、ファンが回転するとマウスを操るユーザーの手に風が届き、クーリングするという仕組みだ。
送風の強さはマウスのボトムにあるボタンで設定する。もちろんファンを完全オフにすることもできる。ファンが回る音が気になるのでは、と懸念する人もいるかもしれないが、騒音レベルは30デシベル以下で、開発元は「ゲーム時の集中力を妨げることはない」とうたう。
オムロンのスイッチ採用
ファンを搭載していても、Zephyrはわずか68グラムしかない。自宅以外の場所でゲームをするのに「マイマウス」を持ち歩く場合も負担にならない。
もちろん、マウスとしての性能も確保している。Zephyrの読み取り解像度は800dpi〜1万6000dpiで、しかも解像度の設定はクリックで簡単にできる。選んだ解像度によってサイドとスクロールホイールのカラーが変わるようになっているのもユニークだ。
また、注目すべき点の1つが、耐久性があると評価の高いオムロンのスイッチを採用していること。クリック5000万回に耐え、長く使えるのはメリットだ。
もう1つ、搭載するLEDライトで光のアニメーションをディスプレイすることもでき、こちらは雰囲気を演出するのに使えそうだ。
Zephyrは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。記事執筆時点で出資額は612香港ドル(約8500円)〜となっている。すでに目標額は達成し、8月26日まで出資を受け付けたのち、今年10月にも発送が始まる見込みだ。
- Original:https://techable.jp/archives/132434
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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