水発電機を製造・販売するQEエナジーは7月31日、室内で安全に使える水発電機「AQUENEOUS Box 200」(アクエネオス ボックス 200)の販売を開始した。
AQUENEOUS Box 200は、10リットルの塩水を入れスイッチを入れるだけで発電できる水発電機。「地球上から停電をなくす」ことをミッションとし、無電化地域や被災地に持続可能で安全な電力を提供するとしている。
この水発電とは、マグネシウムと空気と塩水の化学反応によって、安全でクリーンな電気を作り出せる再生可能エネルギー技術という。空気中の酸素を正極活物質、マグネシウムを負極活物質(電子を出す物質)、塩水を電解液として発電しており、-20~55℃の環境下での動作が可能。
交換用マグネシウムカートリッジ1セットあたり約30時間発電が可能。マグネシウムカートリッジ交換で何度でも発電できる。
また、水道水・雨水・川や池の水・海水・尿・醤油など身近にあるあらゆる水分、またどんな塩でも発電できる。ただし、塩水の塩分濃度が8〜10%前後必要。
利用例としては、スマートフォン(4台同時)、ノートPC、デスクトップPC、冷蔵庫、液晶テレビなどが挙げられている。
サイズは502×502×395mm。重量は14.6kg。塩水容量:水10リットル/塩1kg。DC電源供給はUSBポート×2(5V/3A)。AC電源供給はコンセント×2口(100V/最大200W。定格50W)。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/07/31/aqueneous-box-200/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa
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