日本の接触確認アプリ「COCOA」にも使用されている、AppleとGoogleの共同開発による接触確認APIのアップデートを、Googleが発表しました。国境を超えて移動しても、移動先の接触確認アプリと連携が可能になります。
現在16の国・地域で導入のAPI
Googleは現地時間7月31日に公式ブログで、Appleと共同開発した接触確認アプリ用のAPIのアップデートを発表しました。
5月にAppleとGoogleが共同開発を発表したAPIは、利用者のプライバシーを保護しながら、感染拡大の抑制を狙ったもので、日本の「COCOA」を含む16の国と地域で導入されており、今後も導入地域が増える予定です。
また、アメリカでは20の州と地域での導入が予定されており、全米をカバーするサバーの稼働開始により、州をまたいだ移動にも対応できるとのことです。
国境を超えた移動に対応可能に
Googleによると、アップデートの多くはAPIを導入した各国の公衆衛生機関からの要望を踏まえたもので、主な内容は以下のとおりです。
- 接触が検知された場合、APIから得られる情報をもとに公衆衛生機関がリスクの大きさを判定可能になる
- Bluetoothによる測定精度向上のための調整
- 国境を超えた移動への対応
- 開発者向けのデバッグツールの改善
- ユーザー向けに分かりやすさと透明性を高める改善(Android端末では接触通知の設定ページの最上部にシンプルなオン/オフのボタンを配置し、接触通知がオンの場合、定期的にユーザーに通知)
特設Webサイトも更新
Googleは、接触確認のメリットやプライバシー保護の仕組みを解説した同社の特設Webサイトを更新しています。
Webサイトは日本語で詳細な情報を読むことができるほか、教育的、技術的な情報を追加しています。
Android 11では位置情報をオンにする操作が不要に
Googleは、接触確認アプリを利用するのに「位置情報をオン」にする必要があるのは、Bluetoothを使った端末間距離測定であり、接触確認アプリも各国の公衆衛生機関も、デバイスの位置情報を取得することはない、と強調した上で解説しています。
また、近日公開されるAndroid 11では、接触確認アプリに限っては位置情報をオンにしなくても利用可能になる予定、と紹介しています。
Source:Google
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-304444/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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