Appleが現地時間2020年8月4日、米国特許商標庁(USPTO)にて、MacBookの下部筐体全面を入力デバイスとして利用可能にする特許を取得したことを、AppleInsiderが報じています。
取得した特許の内容
Appleが取得した特許の名称は、「動的に変化するトラックパッドを備えた、イルミネーション付き筐体」です。
本特許内には、キーボードやトラックパッドなど従来の入力デバイスは柔軟性に欠けるとし、これらを状況に応じて変化するトラックパッドや、仮想キーボードに置き換える構想が記述されています。
この特許内容を全面的に取り入れたMacBookが登場した場合、筐体下部もディスプレイ状になり、状況に応じて仮想キーボードやトラックパッド領域が表示されるようだとAppleInsiderが説明しています。
Appleは2画面デバイスの特許を取得していることも伝えられています。
使用するアプリに応じて表示が変化
AppleInsiderによれば、筐体下部のディスプレイはアプリに応じて表示も変化し、Final Cut Pro Xで作業している場合にはトラックパッドがMacBook Proの幅に合わせて(横長に)調整され、タイムライン表示になることも考えられるようです。
ラップトップにおいて上下筐体を共にディスプレイとし、仮想キーボードやアプリケーションに応じたファンクションメニューを表示させるアイデアは、Surface NeoのWonder Barにも取り入れられています。
取得した特許がすぐに実製品に反映されるとは限りませんが、Appleが取得した特許から、同社の研究開発内容の一部を垣間見ることが出来ます。
Source:USPTO via AppleInsider
Photo:YANKO DESIGN
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-304828/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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