ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCCの最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が、「iPhone12のディスプレイには、リフレッシュレート120Hzを実現するためのドライバIC自体が搭載されていない」と投稿しています。この情報が正しければ、iPhone12の有機EL(OLED)ディスプレイはリフレッシュレート120Hに対応しているが、ソフトウェアで無効化されているだけとする自称リーカーの情報は間違いだったことになります。
リフレッシュレート120Hz用のドライバIC未搭載
ヤング氏が情報筋から入手した情報によれば、iPhone12用のOLEDディスプレイにはリフレッシュレート120Hzを実現するためのドライバIC自体が搭載されていないとのことです。
Our sources indicate no 120Hz hardware on new iPhones. You need 120Hz driver ICs.
— Ross Young (@DSCCRoss) August 4, 2020
DSCCは以前、今年発売予定の120Hz以上対応スマホのリストにiPhone12 Proシリーズを記載していましたが、その後リストを修正し、iPhone12シリーズを削除していました。
自称リーカーはソフトウェアで60Hzに抑えているだけと主張
iOS14のベータ版から、ディスプレイの最大フレームレートを60Hzに制限するとのオプションが発見されたことで、自称リーカーなどが「iPhone12のOLEDディスプレイは120Hzに対応しているが、ソフトウェアで制限しているだけ」と投稿していました。
ヤング氏の情報通りリフレッシュレート120Hzを実現するためのドライバICが搭載されていなければ、ソフトウェアを改造して有効化することも無理ということになりそうです。
Source:Ross Young/Twitter, Apple RUMORs (LEAKS)/Twitter, Jiorīku/Twiter
Photo:Apple Hub/Twitter
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-305309/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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