福々しさがなんともエモい!慈悲の心を司る「矜羯羅童子」立像がフィギュア化

仏像フィギュアのイスムから、穏やかで理性的な表情をたたえる、八大童子立像の一尊「矜羯羅童子(こんがらどうじ)」がフィギュア化されました。運慶の見事な作風を再現し、限定300体の制作での発売です。

そもそも矜羯羅童子とは、不動明王の“慈悲の心”を表しており、その容姿は「色白の身体で、15歳の少年のよう」と経典に記されるとおり若々しく、やわらかくカールした髪、ふくよかな合掌手に独鈷杵を挟み、迷いなき眼で佇みます。

穏やかな童子の瞳に世界の安寧を願い、自宅にディスプレイしてみてはいかがでしょうか。

 

イスムの新作仏像フィギュア、モチーフは運慶作、八大童子立像の一尊「矜羯羅童子」。この童子像が手のひらサイズのフィギュア「TanaCOCORO矜羯羅童子(こんがらどうじ)」(2万3000円/税別)になりました。

「矜羯羅童子立像」はふっくらとした体躯と理知的な表情が特徴の若々しい童子像で、一般的には不動明王の両脇に「制多伽童子(せいたかどうじ)」とともに立ち並ぶ不動三尊像の姿で知られています。

その玉眼の輝きはしっかりと再現され、童子の純真無垢な心を強調しているかのよう。素材はポリストーン(石膏と合成樹脂の混合)ですが、もともとの仏像がもつ八百余年の歴史の風合いそのもののような雰囲気を見せます。

色味も、美しいグリーンのグラデーションを手彩色によって再現。フィギュアの全高は184mmと、自宅で飾るにはちょうどいいサイズ感となっています。

今回の「矜羯羅童子」の発売に合わせ、過去に販売されていた「制多伽童子像」も数量限定で復刻販売されました。特に「動・剛」のイメージの制多伽童子と「静・柔」な造型の矜羯羅童子の対比は、見た目のコントラストがおもしろく、この2体だけでも十分に運慶の技量を感じられるはず。

なお、岩座の上で斜め前方を見据える矜羯羅童子ですが、本来の配置では視線の先に本尊の不動明王像があったと考えられています。

八大童子は他に、慧光(えこう)、慧喜(えき)、阿耨達多(あのくだった)、指徳(しとく)、烏倶婆迦(うぐばか)、清浄(しょうじょう)比丘の諸童子がいます。
はたして今後、イスムからリリースのか。こちらにも注目です。

>> イスム

<文/&GP>

 

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