投入型のオーディオ体験に! 音声圧縮で失われた音を復活させるヘッドフォン「IRIS Flow」

デジタルオーディオが圧縮されているのはあまり知られていないかもしれない。簡単に言うと、元の音楽から人の耳には届かない音をカットしてデータ量を減らしている。

その圧縮でカットされた音を再現して投入感のある音楽体験を楽しめるのが、英国のスタートアップが開発したオーバーイヤー型のヘッドフォン「IRIS Flow」だ。

録音されたままの音

デジタルオーディオ圧縮では「不要」と判断した音をカットしているが、IRIS Flowの特許取得済みのアルゴリズムではそうした音を復活させてユーザーの耳に届ける。つまり、録音されたときの音を楽しめるようにしている。

録音のままの音、つまりさまざまなディテールを含み、よりリアルなものになるのだという。

アルゴリズム以外にも、40ミリのドライバーやオリジナルのアコースティックチェンバーを採用し、高クォリティの音質を伝送することができるコーデックAptX HDに対応するなどしていて、開発元は「投入感のある音楽体験ができる」とうたう。

クイーンのテイラー氏も絶賛

現在Inediegogoでクラウドファンディング中だが、サイトには実際にIRIS Flowを体験してもらったイギリスの伝説のロックバンド、クイーンのドラマー、ロジャー・テイラー氏の「IRISでは音楽が生々しく聞こえるだけでなく、生き生きとする」というコメントを紹介している。

IRIS Flowの駆動時間はアルゴリズムをオンにしたときが30時間、オフで37時間。USB-Cケーブルで充電する。重さは315グラムだ。

音にこだわりのある人は要チェックのこのヘッドフォンは現在Indiegogoで269ポンド(約3万7000円)〜となっている。すでに目標額は達成し、8月28日まで出資を受け付けたのち、10月にも発送が始まる見込みだ。

IRIS Flow/Indiegogo


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