新型27インチiMacの分解レポートを、iFixitが公開しました。CPUが交換可能になっているようだ、と報告しています。修理のしやすさは10点満点中4点という評価です。
発売されたばかりの27インチiMacをバラバラに
先日発売された27インチiMacは、第10世代Intelプロセッサが搭載され、全モデルストレージがSSD化されるなど、パフォーマンスが向上したモデルです。
各種ガジェット製品の分解レポートで知られる電子機器修理サービスのiFixitが、さっそく27インチiMacを分解し、レポートを公開しました。
X線写真で見える内部構造は、部品が本体下部に配置されていることがわかるほか、スピーカードライバーのマグネットや排熱用パイプの配置も確認できます。
本体背面のフタを開けると、ユーザーがRAMをアップグレードできる構造となっています。iFixitは、2013年モデルからこの構造が維持されていることを「良いことだ」と評価しています。
Face ID搭載の予兆は発見されず
新型27インチiMacでは、FaceTimeカメラの解像度が720pから1,080pにアップグレードされています。カメラ部分を分解したiFixitは、Macに搭載の噂がある顔認証用のFace IDシステムを探したものの、発見されなかったそうです。
27インチiMacは、マイクも強化されています。ディスプレイ下部に隠れた下部マイクが従来の1つから2つに増え、FaceTimeカメラ近くの上部マイクと合わせた3マイクアレイになり、ノイズ低減を含む音質向上につながっています。
CPUは換装可能?
Appleは27インチiMacに搭載されたT2セキュリティチップにより、暗号化ストレージなどのセキュリティ性能向上と同時に、スピーカーの低音域レスポンス向上、顔検出、HEVCビデオトランスコードの高速化などの効果が出ている、と説明しています。
T2セキュリティチップの隣にあるCPUは、LGA1200規格のCPUソケットで接続されていることから、CPUの交換が可能となっているようだ、とiFixitは指摘しています。
また、ストレージが4TBと8TBのモデルのみSSDを拡張できると伝えられていますが、iFixitも、分解した128GBストレージモデルに、ストレージ接続用とみられる拡張ボードが発見されたと報告しています。
修理しやすさは10点中4点
iFixitは、新型27インチiMacの修理しやすさについて、RAMの交換が簡単であること、本体内部を開けた後は分解が比較的容易であること、CPUを換装可能であることを評価しています。
一方で、本体を開けるのが困難であること、ストレージを交換できないことをマイナス評価し、総合評価を10点満点中4点と評価しています。
Source:iFixit
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-305954/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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