PIXTAと、AIテックベンチャーのグローバルウォーカーズが業務提携

ピクスタ株式会社(以下、ピクスタ)とグローバルウォーカーズ株式会社(以下、グローバルウォーカーズ)が、業務提携を発表した。機械学習・深層学習用データセットを共同で制作し、販売を行っていく。

機械学習・深層学習の開発スピード向上に貢献

ピクスタは、写真やイラスト素材などのマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」を運営している。今回は、「PIXTA」が保有する人物画像データに対して、グローバルウォーカーズによる機械学習・深層学習向けアノテーションサービス「Annotation One」を活用。クライアント企業の要望に合わせて、画像データへ適切な情報をタグ付けする「アノテーション」を行う。その上で、「機械学習・深層学習における商用利用可能な画像データセット」として共同販売するとのこと。

クライアント企業は、自社でアノテーション作業を行うことなく、短期間で機械学習用の画像データセットを入手できる。これにより、機械学習・深層学習の開発スピード向上が見込める。

2つの課題を同時に解決

機械学習・深層学習において人物画像を教師データとして活用する場合、肖像権や著作権の観点から、インターネット上にある人物画像を使うことは難しい。

また、特に日本人の顔画像に関しては、教師データとして利用できるレベルのデータ数を集めるのが困難とのことだ。

前述のような課題に加え、開発内容に応じて画像データへ情報を付与するアノテーション作業もネックになっていたという。

そこで、商用利用可能な日本人画像データを多数保有するピクスタと、アノテーション専属チームを持つグローバルウォーカーズがタッグを組んだ。画像収集とアノテーション作業という2つの課題を同時に解決し、効率的な教師データ取得をサポートする。

PR TIMES

(文・早川あさひ)


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