香港支援バージョン配布したテキストエディタのNotepad++が中国で使用禁止に

Notepad++のウェブサイトが、米国時間8月17日に中国で禁止された。同社は「Free Uyghur」「Stand With Hong Kong」と名付けられたバージョンのリリースが明らかにその理由だとソースコードとTwitterで表明している。

フランスを拠点とする開発者のDon Ho(ドン・ホー)氏によって2003年にリリースされたNotepad++は、Windows上で動作し無料で配布され、およそ90の言語をサポートする。2つのエディションのリリース通知で、ホー氏はウイグル自治区(Notepad++リリース)と香港(Notepad++リリース)での「人権」の状況に対する懸念を公然と表明している。

ホー氏は何年もの間、自身の政治的スタンスに言及したいくつかの特別バージョンを発表しており、その中には2014年の民主化を求める天安門事件(Notepad++リリース)に関連したものも含まれている。2019年末に 「Free Uyghur」バージョンをリリースした時には、中国語の愛国的なユーザーがNotepad++のGithubリポジトリにコメントを殺到させた(The Verge記事)。

TechCrunchの調査によると、Notepad++の禁止が適用されるのはTencent(QQブラウザとWeChat内蔵ブラウザ)、Alibaba(UCブラウザ)、360、Sogouが開発した中国語ブラウザで、これらからは政治的な意味合いのバージョン名がつけられたNotepad++がダウンロードできない。これらのサービスは、ダウンロードページが中国の規制当局によって「禁止」 されたコンテンツを含んでいると表示している。

一方でNotepad++のホームページは、これらのローカルなブラウザからでもブロックされていない。中国のChromeやDuckDuckGoからも、サイト全体にアクセスできる。

中国にこのソフトウェアのユーザーがどのくらいいるのかはわかっていない。しかしホー氏がGoogle Analyticsで確認したダウンロード数によると、Notepad++は中国で「かなり人気がある」という。

カテゴリー:ソフトウェア

タグ:Notepad++

画像クレジット:Notepadd++’s ‘Download’ page is banned by Chinese browsers for containing alleged ‘illegal information’

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(翻訳:塚本直樹Twitter


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