イオン株式会社が、次世代ネットスーパーの稼動へ向けて準備を進めていることをご存じだろうか。
同社は昨年11月に、英国のOcadoグループ子会社であるOcado Solutionsと、日本国内における独占パートナーシップ契約を締結。そして昨年12月には、イオンネクスト準備株式会社(以下、イオンネクスト)を設立した。このような取り組みにより、最先端のロボティクス機能などを導入したCFC(顧客フルフィルメントセンター)建設に加え、ネットスーパー事業の本格稼働を2023年中に実現させる見込み。
今回はイオンネクストが、千葉市のCFC建設予定用地の取得に関する予約契約を、エム・ケー株式会社と締結した。
ロボットやAIを活用!
CFCはイオンネクストにとって第1号の大型自動倉庫となる予定で、同センター内で約5万品目の商品をそろえられることを特長としている。
また、ロボットとAIによる24時間稼働や効率的なピックアップで、安定的な供給力を誇ることもセールスポイントだ。Ocadoのソリューションを活用したCFC内のロボットは、50点の商品を約6分間で処理できるという。
地域経済の活性化にも貢献
今回、千葉市緑区誉田町での建設が予定されているCFCの建築面積は、2万7,500平方メートル。ネットスーパー事業としては、千葉県および首都圏を対象に、インターネット経由で注文を受けて配送を行うオンライン・スーパーマーケットのサービスを提供する。
2023年の事業開始時には、千葉県において700人程度の雇用を計画中とのこと。また、「ネクストコア千葉誉田プロジェクト」として千葉市との連携が進んでおり、地域経済の活性化という効果も期待できそうだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/135521
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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