学生が初めて企業や研究機関にメールを送るのには勇気がいる。メールの作法はわからなくても、先方との繋がりをつくるために、まずは連絡しないと始まらない。
ミシガン大学の研究者は、インターンシップの機会を得る際の経験をもとに、メール作成支援ツールを開発した。「Lettersmith」と呼ばれる同ツールは、ミシガン大学のCenter for Academic Innovationの手に渡り、ブラッシュアップされて公開されている。
ケースに合わせてパーソナライズ可能
Lettersmithは、コールドメール(面識のない相手へのメール)、送付状、フォローアップメールの作成に利用でき、さまざまな例とヒントを提供してくれる。
メールの定型文例や文法チェックツールはあふれているが、Lettersmithはコーチング的手法をとっている点でこれらとは別格だ。
Lettersmithは、送信相手や目的に合わせてパーソナライズできて、文章全体の構成や具体的なアプローチ方法をガイドしてくれる。
学生以外のユーザーも利用できる
Lettersmithを開発するにあたって、研究者はまず紙ベースのプロトタイプを作成。これをWebベースのものに移行した。このツールに目を付けたCenter for Academic Innovationが、ツールの操作性や有効性を向上させている。
将来的には、自然言語処理を用いた分析機能の追加も検討されていて、長文の作成なんかにも役立つものになる予定だ。
質の高いコールドメールを作成したいのは社会人も同じ。Lettersmithはこうした学生以外のユーザーにとっても有用なツールだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/135607
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:YamadaYoji
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