アサヒグループホールディングス株式会社(以下、アサヒグループHD)は、「VRパッケージ開発支援システム」を開発。VR技術の活用により、従来業務の効率化などを図る。
実店舗における商品の陳列を再現
「VRパッケージ開発支援システム」の利用者はVRゴーグルを装着することで、実店舗における商品の陳列イメージを、リアルに近い形で確認できる。また、VRゴーグルを通じた視界を、チームで共有することも可能になっている。
同システムは、「3Dモデル生成システム」と「仮想商品棚生成システム」の2つによって構成される。「3Dモデル生成システム」では、平面デザイン案や実際の商品を、専用ソフト・スキャナーで読み込む。これにより、缶やペットボトルといった商品の3Dモデルが生成される。その3Dモデルの陳列イメージが、「仮想商品棚生成システム」の仮想商品棚にて確認可能となる仕組み。
商品パッケージのデザイン決定などをスムーズに
これまでアサヒグループHDでは、商品パッケージのデザイン決定にあたり、店頭での印象などを確認するため、実際の商品棚を再現した上で試作品を陳列していたという。今回の「VRパッケージ開発支援システム」の導入により、試作品作成にかかるコストや手間を削減することができ、商品開発業務の効率化が実現する。
同システムの試験運用スタートは来月を予定しており、アサヒ飲料株式会社における商品開発時に使用されるとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/135720
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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