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サブスクの映画やドラマ、スポーツなどの映像を、スマホの小さい画面で観るのはもったいない。映像エンタメを存分に楽しむのなら、やはり大画面の薄型テレビ、中でもハイエンドに位置する有機ELを選ぶべき。今、有機ELテレビを選ぶべき理由と今年の狙い目機種を徹底ガイド。
有機ELテレビの3つのメリット
メリット①美しい黒
有機ELの高画質のベースは100万:1という圧倒的なコントラスト比。漆黒の沈み込みと暗部階調の性能は液晶テレビとはケタ違いだ。
メリット②広い視野角
自発光デバイスは見る角度による色や明るさの変化が小さい。ほぼ真横からでも色変化なく見られる有機ELは視野角も優秀なのだ。
メリット③動きに強い
応答速度は数μsと液晶テレビの1/100以下。動きの激しい映像を表示した際の動画ボケも小さい。スポーツを観るには最適だ。
■有機ELテレビは画質・音質・機能性で選べる時代に
映画やドラマ、スポーツといった映像エンタメを満喫するための薄型テレビとなると、いま選ぶべきはやはり有機EL一択となる。
メーカー各社の4Kテレビ製品ラインナップは、10万円以下の格安モデルから20万円前後のミドルクラスまでは液晶テレビ、20万円台半ば以上のハイエンドは有機ELテレビという棲み分けになっている。ここで考えるべきは、予算に対する画質差だ。
液晶テレビがバックライトを用いた方式なのに対して、有機ELテレビはパネル自体が発光する。そのため漆黒を再現でき、コントラスト比でも有利だ。また画面全体の精細感も優れているため、画質で選ぶなら断然有機ELと言える。さらに視野角も液晶より広い。サブスクをリラックスした姿勢で視聴するという目的で考えても、視聴角度を気にする必要がない有機ELは強い。ここまでの性能差があると、ある意味、有機ELこそハイコスパとも言えるのだ。
有機ELテレビを展開する大手メーカーは、ソニー、パナソニック、東芝、LG、ハイセンスだったが、この夏にはいよいよシャープも参入。これだけそろってくると、サイズだけではなく画質や音質、機能性といった差別化ポイントで選べる時代に突入したと言えるだろう。
1. 8K技術が活きる圧倒的な映像美!
シャープ
「AQUOS 4T-C65CQ1」(実勢価格:46万2000円前後)
液晶テレビの盟主・シャープも5月より有機ELに参入。有機ELパネルと8Kテレビの開発で培った映像技術による4K画像処理エンジンMedalist S1を組み合わせた独自設計だ。ビデオ配信サービスCOCORO VIDEOとAndro idTVアプリによる映像配信にも対応する。
2.テレビ一体型で立体音響に完全対応
パナソニック
「VIERA TH-65HZ1800」(予想実勢価格:49万5000円前後)
独自のパネル制御技術Dot Contrastパネルコントローラーを採用。1台ごとに製造ラインで測定するパネルチューニングを施したハイクオリティ機。ドルビーアトモス対応で映像配信の立体音響もテレビだけで再現できる。画質、音質ともにハイスペックモデルだ。
▲本体上部から音を出し天井で反射させるイネーブルドスピーカーを搭載。ドルビーアトモスの立体音響もリアルに再現する
3. 壁に“貼れる”未来志向の極薄デザイン
LGエレクトロニクス
「OLED 65WXPJA」(実勢価格:66万6000円前後)
有機ELテレビを数多くラインナップしているLGの中でも、画面部約3.9mmという驚異の薄さを特徴とするのがこの “W”シリ ーズだ。映像配信へのアクセスしやすさや、Amazon Alexa、Googleアシスタントを搭載したスマートAIなども先進的だ。
▲“Picture on Wall”をコンセプトとした、まるで絵画のような厚みを感じさせないデザイン。独立したスピーカー部は“Dolby Atmos ”に対応する
4. 画面から音を出し映像との一体感を演出
ソニー
「BRAVIA KJ-65A8H」(実勢価格:45万7000円前後)
高画質プロセッサー X1 Ultimate搭載のソニー最高クラス高画質有機ELテレビ。スタンドは、目立たなくして没入感を得られるスタイルと、手前にサウンドバーを設置しやすいスタイルの2パターンで使える。AndroidTV搭載で映像配信対応も強力。
▲有機ELパネル自体を振動させスピーカーにするアコースティック サーフェス オーディオにより、映像と音の一体感を実現している
5. 地デジを最大6chまでまるごと録画
東芝
「レグザ 65X9400」(実勢価格:51万7000円前後)
外付けHDDに最大6ch約80時間録画できる「タイムシフトマシン」を搭載した地デジ重視モデル。さまざまな画質が存在するサブスク動画やネット動画も、高画質化技術 “ネット動画ビューティPRO”により、自然な美しい映像で楽しめる。
▲放送番組もYouTubeなどのネット動画も横断して扱える「見るコレ」。みるコレパックによって複数のサブスクから新作や予告編なども探せる
■有機ELテレビに待望の小型サイズ48型が続々登場!
2020年夏の注目ニュースが、ソニー、東芝、LGによる48型有機ELテレビの投入だ。4K有機ELテレビはこれまで、55/65/77型といった大型サイズに限られてきたが、48型という少し小さいサイズこそ日本の住環境で求められるものだ。時を同じくして3社から登場したのは実は偶然ではない。世界唯一のテレビ用有機ELパネルサプライヤーであるLGディスプレイ社が小型パネルの供給を始めたからなのだ。
48型で3920×2160ドットの有機ELパネルは画素密度が高く、画面の緻密さは大型サイズ以上。パーソナルな高画質テレビや机上にも設置できる超高画質モニターを欲しい人、あるいはゲーミングモニターとしての導入にも最適だ。価格も55型有機ELより手頃で、かつ幅が約1mと置き場所に困らないため、今後ブーム到来の予感がある注目サイズだ。
6. 周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動調整
LGエレクトロニクス
「OLED 48CXPJA」(実勢価格:21万8000円前後)
有機ELテレビの本家、LGの48型モデル。ドルビービジョン、アトモス対応とサブスクでも用いられる高画質技術を網羅。HDMI端子の入力にVRR(可変ビットレート)、応答速度1msとゲーミング仕様のスペックも魅力だ。
7. 映像と音が一体となる独自技術を搭載
ソニー
「BRAVIA KJ-48A9S」(実勢価格:25万3000円前後)
BRAVIAの有機EL最小モデル。高画質プロセッサー X1 Ultimateや、画面を振動させスピーカーとするアコースティック サーフェス オーディオを搭載。AndroidTV採用モデルでありサブスク用の小型モニターとしても最適だ。
8. 左右6個のスピーカーでパワフルな低音再生を実現
東芝
「レグザ 48X8400」(実勢価格:24万2000円前後)
最新レグザエンジンCloud PRO搭載のモニター志向シリーズ。サブスクにも対応の高画質化技術、ネット動画ビューティPROを搭載。本体一体型の72Wマルチアンプ搭載レグザパワーオーディオXの伸びやかな高音質も備える。
▼全自動録画で地デジをサブスク化!
自由なタイミングで好きな作品を視聴できるサブスクに慣れてくると、時間に縛られる地デジなどの放送番組は不便に感じる。さらに録画予約すら面倒と感じてしまう人も多いはず。そんな人には、テレビ放送をサブスク化できる全自動録画が便利だ。主要チャンネルの全番組をHDDに録画して一定期間保存すれば、地デジやBSの番組もサブスクのように視聴が可能となるのだ。
パナソニック
「全自動ディーガ DMR-4X1000」(実勢価格:35万4000円前後)
最大8chの放送番組を28日間保存しておける自動録画の最強レコーダー。4Kチューナーも2基内蔵で最大1chまで自動録画設定も可能だ。
※2020年8月6日発売「GoodsPress」9月号掲載記事をもとに構成しています
- Original:https://www.goodspress.jp/features/318824/
- Source:&GP
- Author:&GP
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