BBCが、ピッツバーグ大学医学部救急部のブライアン・サフォレット准教授が行ったスマートフォンの加速度センサーを用いた酒酔い検知研究で、90%の確率で検知できたと報じています。サフォレット准教授は以前よりスマートフォンの加速度センサーを用いた酒酔い検知研究を行っており、iPhoneに専用アプリ「DrinkTrack」をインストールし、ニューラルネットワークを組み合わせて行った研究では更に高い検出率を報告していました。
専用アプリ「DrinkTRAC」を使用した研究結果〜95%の確度
BBCが報じた、今回発表した論文に引用された2018年の研究論文でサフォレット准教授は、iPhoneに専用アプリ「DrinkTrack」をインストールし、ニューラルネットワークを組み合わせて、被験者が酒に酔っている状態を、加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパスを組み合わせて分析したと報告しています。
「DrinkTRAC」アプリはAppleのResearch Kitを使用して開発されたとのことです。
その結果、DrinkTrackをインストールしたiPhoneを使った歩行テストにおいて、推定血中アルコール濃度(eBAC)が基準値を超えていると推測される状態を、95%の確度で検出できたと報告しています。
今後はスマホ位置の固定に課題か
サフォレット准教授はこれらの研究の中で、「スマートフォンを腰に装着して実験を行ったが、手に持っている状態や、胸のポケットに入れている状態での検出に課題がある」と述べています。
BBCが伝えた最新の研究成果は、iPhoneと専用アプリの組合せ以外でも、スマホを使った酒酔い状態の検知に繋がることを示しています。
Source:NCBI, JSAD, Brian Suffoletto, MD, MS
Photo:Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-309215/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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