Amazonは現地時間8月27日、「Amazon Halo」と「Amazon Halo Band」を発表しました。
Halo Band、専用アプリ、サブスクリプションサービスを組み合わせ、身体の3Dスキャンによる体脂肪の測定、声の調子を聴き取っての体調管理を行うことができます。
ディスプレイのないAmazon Halo Band
Amazon Halo Bandは多くのスマートウォッチやフィットネストラッカーとは異なり、ディスプレイを搭載していません。
加速度計、温度センサー、心拍センサー、マイクロフォン2個、LEDインディケータ、マイクのオン・オフを切り替えるスイッチなどを内蔵、ユーザーの体温や心拍数、活動(歩数や走った距離など)、睡眠などを測定します。
これらの機能には特に目新しさはありません。Amazon Halo Band独自の機能は、Amazonが提供するサブスクリプションサービスAmazon Haloおよび専用スマートフォンアプリと組み合わせて初めて発揮されます。
身体の3Dスキャンで体脂肪を測定
専用アプリを起動し、スマートフォンを1、2メートル離れたところに置きます。着用する衣類は身体にピッタリあった最小限のものにし(女性ならブラとパンツ、男性ならパンツのみなど)、髪が長い人はまとめます。
準備が出来たら、アプリの指示に従って前後左右合計4回のスキャンを行います。スキャンが完了すると、Amazon Haloアプリに身体の3Dモデルと体脂肪率が表示されます。
画面上のスライダーを動かすと、体脂肪の増減によって見た目がどのように変化するのかを見ることができ、またアプリは同じ年齢や身長、性別の人たちの平均値も教えてくれます。
声の調子で体調を管理する「Tone」
ユーザーがAmazon Haloアプリでボイス・プロフィールの作成を有効にすると、「Tone」はバックグラウンドで動作し、ユーザーの声のサンプルを取ります。友人と会話している時、仕事をしている時など、さまざまな声のサンプルを取り、人工知能(AI)によって解析します。ただし解析するのはユーザー本人の声だけで、周囲の音や他の人の声は削除するとのことです。
Toneは使い続けるほど学習するので、自分の体調などが把握できるようになります。またAmazon Halo Bandのボタンを長押しすると、最大30分までの会話を録音し、解析することも可能です。
音声処理はスマホ上で
3Dボディスキャン、音声分析ともに興味深い機能ですが、気になるのはプライバシーの問題です(特にTone)。AmazonはToneについて、音声サンプルはスマートフォン上で処理され、処理後は自動的に削除されるため、クラウドにアップロードされることはない、と説明しています。
また音声サンプルについても、ユーザーは自分で任意の音声を、アプリを使って削除することができます。マイクをオフにし、一切録音しないことも可能です。録音時にはLEDライトが点滅する仕組みになっています。
Amazon Halo BandとHaloの6カ月のメンバーシップのセット価格は64.99ドル(約7,000円)で、米国在住者は現地時間8月27日より、Haloにアクセスすることができます。
Source:Amazon via The Verge
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-309519/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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