toCサービスである加入保険情報管理アプリ「保険簿」と、toBサービスであるアフターフォロー支援SaaS「保険簿forBusiness」を運営する株式会社IBが、ライフタイムベンチャーズらを引受先とする第三者割当増資とデットファイナンスにより総額1億円超の資金調達を実施。
これにより、人材採用とプロダクト開発体制を強化し、サービス拡充を図るとのこと。
「え!?この保険も請求できるの? 」
「保険簿」は、ユーザーが加入している保険の情報を一元化し、管理するアプリだ。保険書類を撮影するだけで加入保険情報が自動でデータ化され、「請求できる保険をレコメンドする機能」や「家族と加入保険情報を共有する機能」などが備わっている。
これにより、保険の請求漏れをなくしていこうというのだ。
例えば、被保険者がケガや病気をしたとき、どこに何を請求すればいいのかわからない場合や、亡くなってしまったとき、家族が保険内容を理解しておらずスムーズな請求ができない場合に同アプリがあることで請求漏れをなくしていくということ。
アプリには「請求診断」という機能があり、「病気になった」「ケガをした」はもちろん「車が壊れた・傷ついた」「引っ越した」などの項目をタップすると、加入保険のなかから請求できそうな保険を提案してくれる。それでもわからないときは、代理店にチャットで相談できるようだ。
現在、累計4,000枚以上の保険証券が登録されているとのこと。
toBだが、販促はしない!
一方「保険簿forBusiness」は、保険事業者向けのサービスだが、保険販売や商談アポなどの機能は一切なく、顧客の保険申請漏れをなくしたいという事業者への利用を勧めているもの。
先述の「保険簿」と連携し顧客の保険情報を一緒に参照したり、チャット機能や満期前通知機能、解約予定日などのメモ機能などで顧客とのコミュニケーションを活性化したりできるようだ。
同サービスを利用した事業者は「お客様の最新の加入保険情報がわかるので、変化に気づきやすくなり接点をもつきっかけが増えた。」との感想を寄せている。
このようなサービスをさらに拡充すべくこのたび同社は、ライフタイムベンチャーズ、マネックスベンチャーズ、グリーベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、MIRAISEを引受先とする第三者割当増資とデットファイナンスを合わせて総額1億円超の資金調達を実施した。
いざというときに役立ってこその保険。しかしいざというときは突然訪れ、保険のことを考える余裕がないというケースもあるだろう。そんなとき、このアプリがあれば請求できる保険の存在に気づかせてくれるかもしれない。
- Original:https://techable.jp/archives/136227
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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