Apple Store従業員が、始業前および業務終了後に行われる手荷物検査にかかる時間分の時給支払いを求め、Appleを提訴していた件に関し、米国第9巡回区控訴裁判所は今週、Appleに対し従業員への支払いを命じました。
今回の裁判所の判断は、2020年2月にカリフォルニア州最高裁判所が下した決断に準ずるものです。
訴訟の始まりは2013年
今回の訴訟の始まりは2013年のことです。AppleがApple Store従業員に対し義務化している手荷物検査にかかる時間の時給が支払われていないというのが訴えの内容でした。この訴訟は2015年には集団訴訟となります。
1回の手荷物検査にかかる時間は短くても、1週間となると1時間半以上に及ぶ場合もあり、1年にすると1,400ドル以上の給与に相当する、と従業員側は主張していました。
Appleに従業員への支払いを命令
今年2月、カリフォルニア州最高裁判所は、手荷物チェックのために従業員が費やす時間に対し、Appleは給与を支払う義務があるとの判断を下しました。
第9巡回区控訴裁判所はカリフォルニア州最高裁判所の判断を支持するとともに、Appleの「手荷物チェックは従業員のためであり、職場への一切の私物持ち込みを禁止することもできる」とする反論を退けました。
Source:AppleInsider
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(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
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