米メディアFast Companyが、iPhone12シリーズで5Gネットワークでも高速通信が可能なミリ波に対応するのは米国、日本、韓国向けのiPhone12 Pro Maxのみだと報じています。
電力消費の問題か?
Fast Companyが入手した情報によれば、5Gネットワークでも高速通信が可能なミリ波に対応するのは米国、日本、韓国向けのiPhone12 Pro Maxのみである理由は、ミリ波に対応する特別なアンテナ設計が必要で、サブ6GHzよりも電力消費の大きなミリ波に対応するために大きなバッテリーを搭載する必要があるからとのことです。
iPhone12シリーズのバッテリー容量は、iPhone11シリーズよりも減少すると予想されています。
アナリストのミンチー・クオ氏は、「5Gミリ波に対応するiPhone12の2020年内の出荷数は、当初見通しの3,000万台~4,000万台の半分になる」「5Gミリ波対応iPhone12は米国、カナダ、日本、韓国、英国の5カ国で提供されるが、5Gがまだ普及していない国ではその機能が無効化される可能性がある」と伝えていました。
高速なミリ波、カバー範囲の広いサブ6GHz
5Gでは、ミリ波とサブ6GHzの2種類の電波が併用されます。
ミリ波は、超高速な通信速度を実現可能ですが、電波の届く範囲が狭く、障害物に弱いという弱点があります。サブ6GHzは、LTE通信と同じように電波が届きやすいものの、通信速度の面で大きな改善にはつながりません。
これまでは、iPhone12 Pro Maxだけではなく、iPhone12 Proもミリ波をサポートすると予想されていました。
Source:Fast Company
Photo:Apple Hub/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-310557/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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