ホログラムによる次世代映像配信プラットフォームを開発するHolotch株式会社は、参加型イベント「078Kobe」のライブ会場のパフォーマンスを3Dホログラム版バーチャルライブとして生配信する実証実験に技術パートナーとして参加する。
現在、実写の立体動画である3Dホログラムに関しては、世界の限られた研究機関やMicrosoft、Googleなどの大手IT企業で研究開発が進められているが、一般ユーザーが自由に体験できるイベントで配信されるのは世界で初めてのことだ。
ホログラムのリーディングカンパニー
同社は、デジタルのリアル化を掲げ、ホログラムによるリアルに限りなく近いコミュニケーションやリアルを超えるエンターテイメントの提供を目指すスタートアップ企業。
2019年8月に創業し、同年10月に「Tokyo XR Startupプレプログラム」に採択され、2020年3月にはSkyland Venturesおよび個人投資家から約2,500万円の資金調達を実施している。
そんな同社の功績のひとつが、ホログラム撮影には専用スタジオが必要という常識を覆す、持ち運び可能な簡易ホログラム撮影スタジオシステムの開発。これにより、場所を選ばないホログラム撮影を可能にした。
また、3Dデータのストリーミング配信という次世代通信インフラ技術の開発により、3Dホログラム映像をPCやスマホで簡単に閲覧可能となったという背景もあり、このたびの実証実験が実施される。
世界初の配信を舞台裏まで大公開!
2020年9月6日の11:00~12:00と17:30~18:30の2回、078Kobe内に設置されたイベント会場のパフォーマンスを3Dホログラム映像としてキャプチャーしスマホアプリとwebサイトにリアルタイムで配信する。
11:00~12:00にはSEX PISTOLSのGlen Matlockに一目置かれているという期待の新人バンド「THE TOMBOYS」が参加。17:30~18:30には、現役保育士「かばお」と「うま」の遊びうたユニット「かば☆うま」が参加する。
各時間帯のうち実際に3Dホログラム映像を配信するのは数分~数十分程度。そのほかは、実証実験の様子を舞台裏としてYoutubeにて配信予定とのこと。
一般ユーザーが気軽に体験できる世界初の3Dホログラム映像。現段階では、SF映画などで見たあのホログラム映像が頭をよぎるが、果たして実際の配信はどんなものなのか? 非常に興味深い。
- Original:https://techable.jp/archives/136746
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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