対象の銀行利用者は要注意!ドコモ口座を通じた不正引き出し被害が多発


NTTドコモは9月8日、一部の地方銀行において、電子決済サービス「ドコモ口座」を通じた不正利用が発生していると発表しました。地方銀行の口座から不正に預金が引き出される被害が複数発生しています。

複数の地方銀行で被害が発生

ドコモ口座は、NTTドコモが提供する電子決済サービスで、みずほ銀行や三井住友銀行、ゆうちょ銀行等の銀行大手に加え、地方銀行の口座からも直接チャージできることが大きな魅力となっていました。
 
このたび、何者かが一部の銀行利用者の情報を取得し、預金者になりすましてドコモ口座を開設しており、その後銀行預金からドコモ口座にチャージする形で預金を不正に引きだしています。
 
NHKによると、少なくとも宮城県の七十七銀行、福島県の東邦銀行、岡山県の中国銀行の地方銀行3社で被害が発生しました。
また、岐阜県の大垣共立銀行もドコモ口座を通じた不正取引の疑いがある事例が判明したため、ドコモ口座への新規登録を停止したと発表しています。
 
日経新聞の9月9日午前1時20分の報道によると、事前防止措置を含む17行が、ドコモ口座への新規登録を停止しています。17行の個別の状況については公表されていませんが、日本全国で利用されているイオン銀行も新規登録を停止しています。

ドコモ口座からの情報漏えいではない

NTTドコモの発表によると、今回の不正引き出しは一部銀行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号等を悪用したものであり、ドコモ口座システムからの情報漏えいではありません
 
現在、ドコモと銀行は不正アクセスに関する調査を進めており、今後の調査により更に被害者数が増加する可能性があります。なお、ドコモ口座の対象となる銀行については、以下のホームページから確認できます。
 
ドコモ口座の対応金融機関一覧
 
 
Source:ドコモ, NHK, 日本経済新聞
Photo:ドコモ口座
(seng)


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