オンラインアカウントへの不正アクセスやフィッシングなどが多い昨今、デジタルデバイス使用時のセキュリティ確保はかなり重要だ。特に今、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増え、セキュリティ需要はこれまでになく高まっている。
そうしたニーズに応える新たなセキュリティをYubicoが発売した。USB-CとNFC(近距離無線通信)に対応する「YubiKey 5C NFC」。WindowsやmacOS、Android、iOSなどメジャーなプラットフォームをサポートする。
幅広いデバイスに対応
Yubicoはこの分野をリードするスウェーデン企業で、これまでもYubiKey 5シリーズなどを展開している。今回ラインナップに新たに加えた5C NFCはUSB-CとNFCに対応しているのが最大の特徴だ。
USB-Aやライトニングのみに対応するものはあったが、最近のデバイスではUSB-Cが多く採用されていることを受けたもの。またNFCもカバーすることで使えるデバイスの幅を広げた。
パスワード入力より早い
YubiKey 5C NFCはパソコンのUSB-Cポートに差し込んだり、NFC対応のモバイルデバイスにかざしたりして使う物理的なキーで、これがなければ端末やアカウントにアクセスできなくなる。そのため、少なくともランダムにパスワードを入力して侵入を試みる手口の対策となる。
Yubicoによると、YubiKey 認証はワンタイムパスワードを使ったログインよりも4倍早いとのことで、日々使う際にストレスを感じずに済みそうだ。
FIDO2、FIDO U2F、スマートカード、WebAuthn、OATH-HOTP、OpenPGP、Yubico OTPなどの認証プロトコルをサポートし、ほとんどのパスワードマネジャーで使える。
YubiKey 5C NFCはすでにYubicoウェブサイトで販売されていて、価格は55ドドル(約5800円)。オフィス需要を想定して10個パック528ドル(約5万6000円)、50個パック2640ドル(約28万円)といったディスカウントパッケージも用意されている。
- Original:https://techable.jp/archives/137223
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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