株式会社GAZIRU(以下、GAZIRU)は、同社が手がける「GAZIRU個体識別サービス」に関して、一次流通商品を対象とした実証事業を来月から開始する。なお、二次流通(リユース)商品を対象とした実証事業が今年7月からスタートしているため、今回の実証事業は第2弾となる。
今年4月設立のスタートアップによるサービス
GAZIRUは、ベンチャーキャピタルのGlobal Catalyst Partners Japanが100%出資するベンチャー企業だ。日本電気株式会社(NEC)の物体指紋認証技術をさまざまな市場へ展開すべく、今年4月に設立された。
GAZIRUによる「GAZIRU個体識別サービス」では、対象物をスマートフォンのカメラで撮影することによって個体の識別が実現。商品の真贋を手軽かつスピーディーに判定できるため、二次流通(リユース)市場などにおける活躍が期待されている。
今年7月から始まった実証事業においては、二次流通ブランド商品の鑑定を行う株式会社Myblexをパートナーに迎えた。GAZIRUは今後、個体管理・トレーサビリティサービスの国内シェア獲得を目指していく。
第2弾の実証事業では、国内の化粧品メーカーと連携へ
今回は第2弾の実証事業として、一次流通商品を対象とした個体管理・トレーサビリティの実証事業を開始する。
同実証事業では、GAZIRUが国内の化粧品メーカーと連携。シリアルナンバーやタグの紛失・改ざんが生じた場合でも、商品の撮影画像からそれぞれの商品の流通経路を特定できるようにする。そして、不正流通の経路分析を行いつつ、不正抑止の効果なども確かめるとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/137179
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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