Lucid Motorsのウェブサイトで最新EVの3Dモデルを作成、ディーラーでVR体験が可能

Lucid Motors(ルシード・モータース)は、印象的な外観の最初の生産車両を発表したばかりだ。確かにこのクルマはすごいのだが、ここでは同社の新しいウェブサイトについて触れておきたい。同社のウェブサイトは、ユーザーが車の3Dモデルをオンラインで作成し、同社のディーラーでVRで体験ができるという、素晴らしい購入体験を特徴としている。なお、まだローンチからあまり時間がたってないためか、このサイトはときどき動きが鈍くなるが、いずれ改善されるだろう。

ツールの使い方は、ビデオゲームのキャラクターを構築するようなものだ。モデルを選択し、いくつかの色を追加し、別の外観を得るためにモデルを回転させればいい。黒が気に入らない場合は、もろろん赤に変えることもできる。ズームイン、ズームアウト、ホイールの変更も可能で、画像はその都度更新される。

ビデオゲームには何年も前からこの機能が備わっていたので、特別に新しいコンセプトではない。しかし、いくつかの自動車メーカーは、ユーザーが色や装備を変更できる同様の機能をウェブサイトで提供しているが、私はLucid Motorsほどの豊富な機能のウェブサイトは見たことがない。同社のウェブサイトはメルセデス・ベンツのオンラインショッピングツールが最も近いかもしれないが、このクオリティーの3Dで見られるのはLucid Motorsだけだ。

顧客は自分の好みに合わせて車両をカスタマイズ後、そのデータをLucid Motorsのプロフィールに保存しておけば、Lucid Motorsのショールームに行ってVRで体験することができる。これらのショールームには、Lucid MotorsのシートとVRヘッドセットを備えたディスプレイが設置されており、同社の従業員がユーザーが保存した車をVRシステムに読み込み、ユーザーは車が作られる前に車を体験できる。なお同社は、米国内に20店のショールームを建設する予定とのこと。

このツールは、新型コロナウイルスの感染蔓延を受けて意図的に作られたようだ。ユーザーはディーラーに行く前に、車両について取得できる情報量を大幅に増やせる。そして、販売店では車に乗らずに車を体験できる。

Lucid Motorsにとってこの体験は、Tesla(テスラ)が顧客に提供するものよりもはるかに没入感がある。

画像クレジット:Lucid Motors

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(翻訳:TechCrunch Japan)


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