Facebookのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、米メディアHBOのインタビューで、AppleのこれまでのApp Store上でのふるまいを考慮すると、「App Storeの運営方針は精査されて当然」と自身の意見を述べました。
App Storeは独占的とは言明せず
HBOのインタビュアーが「App Storeは独占的だと思うか?」とザッカーバーグ氏に質問すると、同氏は、「一方的な運営を行っているとは言える」としながらも、独占的であると断言することは避けました。
ザッカーバーグ氏はGoogleを引き合いに出し、「Androidデバイスの場合は、アプリのサイドローディング(アプリストアを経由せずにアプリのインストールを行うこと)ができる」と述べました。「ユーザーが欲しいと思うアプリはどのようなものでもインストール可能であるべきだ。App Storeは精査に値すると言っていい」
PlayストアはApp Storeとは大きく異なる?
今回のインタビュアーの質問は、人気のサードパーソン・シューティングゲーム「フォートナイト」を販売・配信するEpic Gamesが、アプリストアが独占的なふるまいをしているとしてAppleとGoogleの両社を提訴した問題に端を発しています。
Epicは、Appleの運営するApp Storeの30%の手数料は法外と主張しており、アプリ外課金で削除となったフォートナイトのApp Storeでの再配布を求めています。
Googleを相手取っての裁判では、アプリストア外でのアプリダウンロードはPlayストアと比べて不利な状況に置かれている、とEpicは主張しています。
AppleのiOSは、App Storeを介してのみアプリの配布ができるのに対して、Androidデバイスでは、複数のアプリストアからの同時プリインストール、ダウンロードが可能で、インターネット越しでのサイドローディングも行えるため、Playストアをめぐる訴訟内容は、AppleのApp Storeのものとは根本的に異なる、とGoogleはAppleから距離を置く構えを見せています。
Appleは、Epic Gamesは当初契約に応じたにも関わらず、契約を破ったとして損害賠償を求めて同社を反訴したと報じられたばかりです。
Source:HBO/YouTube
Photo:Anthony Quintano/Flickr
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-311988/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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