望遠鏡のように片目で覗き込んで遠くにあるものをズーム観察でき、かつ撮影もできるというなんともユニークなカメラ「PowerShot ZOOM」をキヤノンが発表した。
クラウドファンディングサイトMakuakeに登場したその日のうちに予定していた1000台が完売となる人気ぶりで、早期の一般発売が期待される。
10コマ高速連写も可能
PowerShot ZOOMは望遠鏡としてもカメラとしても使えるアイデア商品。単眼で使うので通常の双眼鏡よりもコンパクトだが、実は超望遠。手元のボタンで100ミリ、400ミリ、800ミリにズームできる(35ミリ換算)。
なので、例えばスポーツの試合を観察するときにスタンドからフィールドにいる選手のパフォーマンスをアップでみたり、バードウォッチングで木の高いところにとまっている鳥を観察したりといったときに使える。
しかもみるだけでなく、撮影ができるのもPowerShot ZOOMの魅力だ。手振れ補正機能を搭載し、最高1秒あたり10コマの高速連写も可能。もちろん静止画にも対応し、有効画素数は1210万画素だ。露出は3段階で補正でき、ISO感度やホワイトバランス、シャッタースピードなどはオートなので手軽に撮影できる。
ライビューが共有できる
もう1つ、便利なのがスマホなどのデバイスにアプリまたはUSB接続を介して画像を転送できること。アプリではライブビューの共有も可能で、PowerShot ZOOM越しにみているものをそばにいる人とシェアするという使い方もできる。
重さは145グラムと軽量で、ゲームの観戦やアウトドアアクティビティに携帯するのにちょうどいいコンパクトさだ。
日常やレジャーとさまざまなシーンで活躍すること間違いなしのこのカメラ、Makuake で3万1460円(税込)で販売が始まったその日のうちに完売となった。ただし、キヤノンは正式な商品化を視野に入れているようで、一般発売が待たれる。
- Original:https://techable.jp/archives/137640
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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