【ds hands on!】パナソニック LUMIX DC-G100


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いよいよLUMIXもVlog市場に参戦!

常のできごとや旅の思い出などを動画で記録し、Blog感覚で配信・共有する「Vlog(ブイログ)」文化の盛り上がりを受けて登場したVlogger(Vlogを撮る人のこと)のためのミラーレスカメラ。Vloggerの最新トレンドを踏まえた撮影機能から、動画撮影時にうれしいちょっとした工夫まで、「動画に強いLUMIX」の技術とノウハウがしっかりと盛り込まれている。

デジタルカメラ
パナソニック
LUMIX DC-G100
実勢価格:11万1100円(Kキット:標準ズームレンズ付属)
11万6600円(Vキット:標準ズームレンズ、トライポッドグリップ付属)

単体での快適Vlog撮影を可能にする充実多機能 

レンズ交換式カメラだが、サイズ的にはコンパクトカメラとほぼ同等クラス。とは言え、しっかりしたグリップも用意されており、ホールド性は損なわれていない。本体重量は付属レンズ込みで約412g。

レンズを繰り出して利用するコンパクトなズームレンズが同梱。焦点距離はf=24〜64mm相当で明るさはF3.5〜5.6。背景を大きくぼかす撮り方には向かないが、全体的にクリアで映りは良い。

モニターはアングルフリータイプで自撮りにも好適(写真はトライポッドグリップ装着時)。初期設定では手前に向けると同時に「動画自撮りモード」に切り替わるようになっている。

従来「LUMIX」との大きな違いとして、天面のRECボタンが大型化。目立つ赤い色を付けることで押し間違いを防ぐ。さらに、録画中はモニターの表示周辺部に赤枠が表示されるという工夫も。

内蔵マイクは前後左右に計3基搭載。収録された音を解析、合成することで、任意の方向の音だけを強調したりといったことができるようになった。音質は内蔵カメラとしては充分に良好だが、撮影シチュエーションとモードの組みあわせによっては、若干音が硬いと感じることがあった。

モードダイヤルに「スロー&クイック」が追加。Vlogで人気のスローモーション(〜1/4倍)、クイックモーション(〜8倍)動画をより手軽に撮影できるようになった。

トライポッドグリップ付き『Vキット』が超買い得!!

標準『Kキット』にわずか5500円上乗せするだけで購入できる『Vキット』には実勢価格1万円台の『トライポッドグリップ DMW-SHGR1』が付属。片手持ち撮影や、置き撮りをこれ1本で快適にこなせるようになる。本体USBポートに繋いで使う方式なので電池やペアリングが必要ないのも◎。

小型ながらも静止画・動画ともクオリティに申し分なし!

Vlog撮影にフォーカスした本機だが、静止画撮影機能を軽視しているわけではない。小型・軽量ボディながら従来モデル同等の撮像素子、映像センサーを搭載しておりスチル撮影もしっかりこなす。期待以上にシャープな描写に驚かされた。

動画撮影は最大4K/30p(100Mbps)、フルHD/60p(28Mbps)まで対応。センサーサイズの小さなスマホ、アクションカメラなどと比べて、シャープでありつつも自然な映りがうれしい。ダイナミックレンジも広く、明暗差の大きなシチュエーションでも情報量豊かな動画撮影が楽しめた。

4Kで撮影した動画からフルHD動画を切り出す形で映像にズームイン/アウト、パンの処理を加える「4Kライブクロップ」。始点と終点を設定してカメラを回すだけで滑らかに画角が移動する。

天面左側にはスマホ転送ボタンを配置。再生中に押すと、ペアリング済みのスマホに任意の静止画・動画を転送できる。撮った作品を即SNSにアップしたいときなどに便利だ。

動画撮影も静止画撮影もハイレベルにこなす小型ミラーレスカメラ

本誌8月号で紹介したソニー『VLOGCAM ZV-1』に続き、この夏、パナソニックからもVlogに特化したカメラ『LUMIX G100』が登場した。元よりパナソニックのカメラは動画に強いと言われていたが、本機はその高性能をベースに、Vlogger向けの機能を多数追加した製品に仕上がっている。

まず注目すべきは「音」だ。『LUMIX G100』では、内蔵された3つのマイクで収録した音を「OZO Audio」というプロ向けのVR音響技術を駆使する事で、被写体やシーンに合わせた音声収録を可能にした。たとえば撮影者の声だけを強調したり(「ナレーション」モード)、動き回るレポーターの声を拾い続けたり(「トラッキング」モード)といったことが、マイクを付け替えることなく行えるのだ。喋りながら撮ることの多いVlogでは特に有用性の高い機能と言えるだろう。ピンマイク不要で聴き取りやすい音声を録音できるのは手間の点でもコストの点でもうれしいところ。

もちろん「画」についても満足度が高い。ライバル製品と比べて大きなサイズのセンサーが基本的な画質(特に暗所撮影時のノイズの少なさがうれしい)を大きく高めているほか、レンズ交換による撮影バリエーションの広がりにも可能性を感じた。たとえば大口径レンズを装着すれば、付属キットレンズでは難しい背景を大きくぼかした撮影も可能になる。

背面フリーアングルモニターを手前に回転させると切り換える「動画自撮りモード」では、撮影設定が自動的にVlog的な自撮りに最適化されたものに変更。顔・瞳認識AFで撮影者の顔にピントを合わせてくれるほか、背景の情報がしっかり映り込むよう露出もしっかり自動調整してくれる。

そのほかにも多くのVlogger向け撮影機能を搭載した『LUMIX G100』。フットワークが重視されるVlogでも画と音のクオリティを損ないたくないという人には最上の選択肢と言えるだろう。また、静止画撮影機能も総じて優秀なので、とにかくコンパクトなレンズ交換式カメラがほしいという人にもおすすめ。Vloggerだけに独占させておくのはもったいないというほどによくまとまったカメラだった。


test : 山下達也(ジアスワークス)
photo : 松浦文生

デジタルグッズライター
山下達也(ジアスワークス)
カメラを始め、PC、A&V機器など幅広いジャンルのデジタルグッズ記事を執筆する雑食系ライター。今回は配布が間に合わずレビューできませんでしたが、Webカメラとしての『ZV-1』にも可能性を感じています。


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