Bloombergが、「欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会が、Appleに対しNFCチップをサードパーティーに開放するよう要求する可能性がある」と報じています。
NFCチップへのアクセス制限を禁じる法律を検討か
Bloombergによれば、EUの独占禁止法当局は既にスマートフォンおよびスマートウォッチのNFCチップへのアクセス状況を調査済みで、「モバイルデバイスメーカーは、スマートフォンやスマートウォッチのNFCチップへのアクセスを制限してはならない」ことを定めた法律の制定が検討されているようです。
これらが記載された報告書を、欧州委員会は来週にも発表するようです。報告書内でAppleが名指しされているわけではありませんが、銀行や他の決済サービス各社はiPhoneやApple Watchユーザーが利用できるNFC決済サービスが、Apple Pay以外に開放されないことに不満を持っていることから、本報告書がAppleを視野に入れていることは間違い無さそうです。
Appleのコメントは得られず
欧州委員会は、「NFCチップへのアクセスが、公正かつ合理的な条件で提供されることを求める法律を提案することが適切か検討する」と述べています。
Bloombergは本件に関しAppleにコメントを求めたようですが、返答は得られなかったようです。
Source:Bloomberg via MacDailyNews
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-314390/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...