新型コロナウイルスの影響によりテレワークが拡大するなか、空いているスペースを利活用するビジネスにも注目が集まっている。
しかし、飲食店やホテル、オフィス、自宅などを副業ワークスペースとして貸し出したい側には、運営の煩雑さや集客という課題が、利用者側にはワークスペース探しのプロセスが面倒という課題があるという。
そこでテレワーク・テクノロジーズ株式会社は、誰でも簡単にワークスペースの運営が可能となり、かつ利用者のUX向上にも寄与するアプリ「テレスペ」を開発。8月より東京23区内にて実証実験を実施し、このたび全国展開することとなった。
利用者のスマホひとつで完結!
「テレスペ」は、店舗や自宅などの一部の空き時間を手軽に貸し出すことができるアプリだ。空席管理、利用者の送客、チェックイン、チェックアウト、時間に応じた課金、決済までを自動で行うシステムとなっている。
利用者は、「LINE」で「テレスペ」を友だち追加するだけで登録されたワークスペースの空席を把握、料金プラン選択後チェックイン、チェックアウト、決済までスマホで完結できるため、貸し出す側のタブレットなどの設備投資がないのも魅力のひとつだ。
飲食店などにおける同システム導入は、店舗の認知向上を図るとともに、利用後に自動送付される「LINE」でのサンクスメッセージにクーポンをつけるなど以降の集客にも期待できるという。
「ココ調」でもピックアップ!
「テレスペ」は、2020年8月7日より東京都23区内を対象に実証実験を開始。約30店舗でテストとアプリ改修を実施してきた。
例えば、ホテルイルフィオーネ葛西のラウンジではフリードリンク付きで1時間300円(税込)という低価格を実現。自宅では集中できないという人などが手軽に利用できる値段設定となっている。なお、ホテルイルフィオーネ葛西でのリモートワークの様子はめざましテレビの「ココ調」で取り上げられた。
当初は3ヶ月間の検証期間を想定していたが、全国へのシステム提供を求める多数の声を受けて今回の全国展開を決定したようだ。
同システム導入の際の初期費用・月額費用は0円で、施設側が支払う手数料(掲載料、システム利用料、クレカ決済手数料込み)は決済総額の50%となっている。なお、東京23区を除く各市区町村先着3店舗までは手数料10%にて提供するとのこと。
現在、空きスペースを利活用および収益化したい法人、個人の問い合わせを受付中。今後1年で1000店舗を目標に、アプリのさらなる改善や利用店舗の運営サポートを行っていくようだ。時代のニーズを捉えた同サービスの今後に注目したい。
PR TIMES(テレスペ全国展開)
PR TIMES(実証実験)
- Original:https://techable.jp/archives/138226
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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