昨今は、さまざまな場所でマスク着用が求められている。もちろん、マスクはウイルス感染症拡大防止に良いことだ。しかし、困ったことも出てくる。
例えば、誰かと会話するとき、口の動きや、そこに現れた表情が見えず、コミュニケーションが取りづらかったという経験はないだろうか。
この問題を解決するために考えられたのが、LEDで口の形を自動表示するマスク「JabberMask(ジャバーマスク)」だ。
口の大まかな形をリアルタイムに表示
「JabberMask」は、取り外して洗える布(コットン)マスクと、その上を覆うLED付きカバーの2つから成る。
カバーに仕込まれたマイクが話者の音声を拾い、その音に対応した口の形や、あらかじめ設定した文字や図形などを、マスクの表面にLEDで表示するようになっている。
詳しい仕組みは公表されていないのだが、どうやら音声認識によって口の形を判断しているらしい。
実際の使用例を映した短い動画がYouTubeにアップされているが、まるで喋っている人の口がパクパク動いているようで、なかなか楽しそう。笑い顔も作れるので、コミュニケーションの大きな助けになりそうだ。
アプリからの設定で絵文字も表示
このマスクは、LEDやバッテリーを搭載しているため普通のマスクより重い。なので、耳掛けでなく、ヘッドバンドのようなストラップで装着する。バッテリーは頭の後ろに来るようになっている。
Lite(ライト)、Delux(デラックス)、Pro(プロ)の3タイプがあり、ライトとだとLEDの個数が6×6個と少なめ、口形表示がやや簡素に。デラックスとプロのLEDは8×8個だ。
また、プロタイプには専用のモバイルアプリ(Android/iOS)があり、これであらかじめ絵文字・英文字・図形などを設定しておくと、音声によるキューでマスクに表示させることができるようだ。
現在、クラウドファンディング「KICKSTARTER」で資金調達中。
- Original:https://techable.jp/archives/138015
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:信人安谷
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