熱燗も冷やもこれひとつで!しかも酒器部分は能作の錫器ですよ

店先に美味しい味覚が出そろう季節がやってきました。おうち時間が長くなっている昨今、旨い肴を用意して、お気に入りの日本酒を熱燗や冷やでゆっくり楽しみたいですね。そんな時、あると便利なのが “ちろり”。日本酒を温めるときに使用する銅やアルミ、錫(すず)で作られた、取っ手と注ぎ口が付いた酒器のことです。

優れた抗菌作用と高いイオン効果で「お酒の雑味が抜けてまろやかになる」と人気の高い錫製のちろりは、憧れの的。その錫を使って熱燗はもちろん、なんと冷やまで作れる日本酒器がクラウドファンディング・Makuakeに登場しました。

「hiyakan(ひやかん)」(錫製酒器+冷温機 3万9402円~ 9月25日現在)は、錫製酒器とペルチェ素子を採用した冷温機を融合させた新しいスタイルの日本酒器。約10℃~55℃までの温度で変化する、日本酒の深い味わいを楽しめます。

ペルチェ素子とは、電気を流すことで片側で吸熱(冷却)、もう片側で発熱(加熱)ができる半導体熱電素子の一種。一般的には、ワインセラーやパソコンのCPU冷却装置などに多く用いられているものですが、ペルチェ素子の特性を用いて、加熱と冷却の両方を兼ね備えた冷温機が開発されました。

酒器には憧れの錫を。その酒器を手掛けるのは、錫の鋳造技術の伝道者として世界的にも注目される富山県の鋳物メーカー・能作。これはなんとも贅沢です。錫は熱伝導に優れるため、燗は早くつき、器を冷蔵庫で1-2分ほど冷やすだけで、冷酒はぬるくならず、涼やかな旨味が引き立ちます。

「hiyakan」で使用する錫の器は能作の職人がひとつずつ丁寧に鋳造したもの。取っ手部分の籐(トウ)も職人が手巻きで仕上げるという、工芸品としても貴重な逸品です。

酒器と冷温機が重なったこの形、なんとなく見覚えがありませんか…。そう、デザインのモチーフとなっているのは日本が世界に誇る名峰 “富士山” です。食卓に自然と馴染む洗練されたデザインは、日本酒のおいしさを一層引き立て、伝統工芸の素晴らしさを静かに語り掛けます。

冷温機(W148×H80mm/464g)とちろり(W106.7×H100mm/454g 容量1合~1.5合)に合わせて、オリジナルの錫製猪口(6930円)と、長野県佐久市の土屋酒造店とのコラボレーションで生まれたhiyakan特別仕込み仕込み「亀の海」純米吟醸(720ml)も一緒にいかがですか。4点をまとめた「hiyakanプレミアムセット」(4万6563円~ 9月25日現在)も発売されています。

「hiyakan」には温度計がありません。目安の時間を示したメニュー表を見ながら、ゆっくりと変化していく酒の香りや味をじっくりと楽しむ…それが「hiyakan」の正しい使い方です。日本酒をじっくり、おいしく味わいたい人、ぜひいかがでしょうか。

>> Makuake

<文/&GP>

 

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